【感想・ネタバレ】関ヶ原争乱録 廻天の掟1 三成の決意 吉継の疑惑のレビュー

あらすじ

慶長五年。天下分け目の戦い。西軍は石田三成の策が全て成功し、快進撃を続けていた……。しかし、その三成らしからぬ迅速な行動に、盟友・大谷吉継は、背後に誰かいるのではないかと疑問を持つ。さらに、失地回復を目指す家康がついに西進を開始した……。

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Posted by ブクログ

 石田三成という武将は評価の大きく別れる武将であると個人的に感じているが、その評価のうちネガティブな評価をうまく利用していると感じた。また毛利勢をどう動かすかが関ヶ原を扱った作品のポイントとなるが、これも無理のない展開で納得して読むことができた。本作品の一番のポイントは密書。この密書のお陰で三成はうまく事を運べているのだが、密書の差出人が本当に三成の味方なのか、それとも三成を利用しているだけなのかというところが気になる。また、三成だけに情報を渡しているわけではなさそうな描写もあり、たった一人の男によって東軍と西軍がコントロールされていると考えるとなかなか面白い展開が待っていそうだ。

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2012年07月03日

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