あらすじ
紫原や氷室がいる陽泉に苦戦する誠凛。だが黄瀬の一言から、ようやくゾーンに入った火神が、氷室の陽炎のシュートと紫原を止める! 一方、紫原も氷室の言葉で本気を出し!? 準々決勝誠凛VS陽泉ついに決着!!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
木吉の「もう少しだけ……そばにいてくんね?」にやられました。
火神の才能に嫉妬しながらも、努力でキセキの世代に並ぶほどの実力をつけた氷室さん。泣きながら紫原を殴るシーンでファンになりました。
紫原のダンクをとめきれない火神を木吉が支えるシーンが印象的でした。
試合に負けて泣く紫原くんはにんげんぽくて好きです。
アレックスと氷室は絵になるなあ。
灰崎くんと黄瀬くんの戦いはこれからどうなるかな?
Posted by ブクログ
ジャンプの三大原則「友情」「努力」「勝利」の「努力」「勝利」について、この巻では深く考えさせられた。
というのも、第165Qで氷室が火神との「才能の違い」を見せつけられたからだ。
黒子や青峰に「キセキの世代と遜色のないプレイ」と言わせる氷室。けれど青峰が言ったように、氷室はキセキの世代のように”天賦の才能”を持っているわけではなかった。
自分自身でも「自分に生まれ持った才能はない」と自覚しつつプレイしてきたが、弟分である火神が才能を持つ者とわかりコンプレックスを抱いてきた氷室。”自分は兄貴として勝ち続けなければならない”という気持ちがあったのだろう、”弟に負けることは許されない”と思っていたのかもしれない。それ故に”兄弟であることをやめる”という考えを持つようになったのだろうか。
努力し続けて自分のプレイスタイルを確立した氷室は、陽泉において自分の役割とは何か考えチームを勝利へ導くために力を尽くすが、結局、火神のいる誠凛に負けてしまう。
誠凛VS陽泉を読み終わってみると、結局才能がすべてなのだろうかと思えてくる。
天賦の才能を持つ火神と、才能はないが努力し続けてきた氷室。どれだけ頑張ってきたかは彼のフォームの美しさやフェイクの秀逸さから窺える。けれど、才能を持つ火神は試合中にどんどん進化し続け、氷室を圧倒する。
才能の差を見せつけられること、自分にはないものを弟分である火神が持っているというコンプレックス、どれだけ努力しても火神に勝つことはできないという思い、氷室の胸には多くの感情が渦巻いたことだと思う。
私自身が、氷室と似たような経験をしたことがあることも、彼に感情移入した理由の一つかもしれない。
才能があるかないか。それはとても大きい。
才能がない。だから自分はどんなに頑張っても、努力しても勝利をつかむことなどできない。そう思うと嫉妬し、卑屈になるときもある。
けれどここで氷室を救ってくれたのが、最後の原則「友情」だった。
バスケは一人でプレイするものじゃない。仲間同士で助け合い行うもの。紫原に一喝した後、本気でプレイすることを決意した紫原、岡村、福井、劉とともに、火神に勝つためではなく誠凛に勝つため、陽泉を勝利に導くために全力を尽くしたプレイをする氷室。
才能の違いは大きいかもしれない。けれどそれだけがすべてではないし、努力は人を裏切らないとも思う。努力をしても結果が得られないと感じるのならもっとたくさんの努力をすればいい。そう思う。
今回のVS誠凛では陽泉は惜しくも負けてしまったが、次はどうなるかわからない。
誠凛に勝ってほしいと思いつつも、次は陽泉に勝ってほしいとも思う。全力で戦って勝利を得られたそのときこそ、氷室が努力がし続けてよかったと思える瞬間になるだろう。
Posted by ブクログ
火神くんマジ天使、てかもう大天使ですな……!!
と感動に打ち震えた19巻。
氷室兄さんともいつかちゃんと和解出来る事を願いつつ。
それにしても試合の描き方が巧いですね。緊張感と躍動感がありつつ、外野からの解説も間が良くて。
外野の解説、といいつつ青峰や黄瀬が良い感じに登場してくれるのはファンとしては嬉しい限りです。
……青峰はかっこ良いなぁ……
Posted by ブクログ
対陽泉戦終盤。ゾーンに入った火神と、リコのマッサージで一時的に回復して戻ってきた木吉により、誠凛が盛り返す。
バスケや必死になることを毛嫌いしていた紫原も、氷室の悔しさの滲んだ発言を聞いて心機一転する。これにより紫原もゾーンに入るが……。
続いて、黄瀬のいる海常が、黄瀬が入るまで帝光中レギュラーだった灰崎のいる福田総合高校と当たる。技をコピーする黄瀬と、技を奪い取る灰崎。海賊版王になるのはどっちだ。
Posted by ブクログ
相変わらず熱い。
そして、むっくんの泣き顔がよかったです。
バスケが好き、ただそれだけの顔でよかったです。
なんだかお母さんのような心境になりました。
Posted by ブクログ
陽泉戦決着!といいつつ、カバーは青いけど黄瀬くんだよね~これ?
気づいてはいたけど氷室と火神はああいう形で決着がついた。
世の中って理不尽で残酷なことがたくさんある。
敗戦に涙した紫原はこれでまた変わりそうな気がする。
というか、そのための「キセキの世代 対 黒子戦」それにしてもスーパーオフェンスプレーの連続でどんな守りのチームが相手でも最後は点の取り合いに~攻撃は最大の防御なのか。
次巻、帝光バスケ部を退部させられた灰崎と黄瀬の対決。
怪しい雲行き。
最後に、リコに甘える?木吉を見て彼らは高校生なのだったな~と(笑)