【感想・ネタバレ】さんすくみ 10のレビュー

あらすじ

神社の息子・恭太郎(きょうたろう)、寺の息子・孝仁(たかひと)、教会の息子・工(たくみ)はいつも一緒だった仲良しトリオ。だが、工、孝仁はそれぞれ海外に行くことになり、ひとりぼっちになった恭太郎にも試練が・・・! さらに3人の恋愛模様にも実りの時が来て・・・!?
人生の岐路に立つ3人の成長と未来を描く、感動&感涙の最終巻!

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神主や住職さんって、イベントごとで接する機会はあっても、人となりやプライベートは謎な感じがしませんか?
そんな神主と住職と牧師の跡取り息子3人が登場するこのマンガでは、見た目は普通の男の子たちなのに、会話の内容がどこか異世界です。
家族がモメる原因は神社の林に貼りついたワラ人形で、「まだ彼女できないの?」と干渉してくるのは氏子や檀家だったりするわけです。

毛筆が苦手な神主息子のかわりに、住職息子がご朱印を代筆したり(いやダメでしょ)、幽霊が怖い住職息子のために2人が墓地までついて行ってあげたり、未熟な新米たちがそれぞれ助け合ってピンチを乗り越えているのが可笑しい。
気になるのはそれぞれなかなかのイケメンにも関わらず、恋愛要素のちっともない話の展開!青年男子たちよ、それでよいのか?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

終わってしまってさびしいです。だけど、とってもいい最終巻でした。

今までの巻より、ちょっとシリアスに、3人それぞれが一人で立つために前進します。ギャグ要素はほぼないです。工くんはホラーやオカルトを見ていないし、孝仁くんもお化けに出会わず、恭太郎くんもほとんど甘いものを食べていません(笑)。

これまでのお話では、とっくに社会人の年齢でありながら、地元の3人組で仲良くわいわいしてるのが、楽しくもあり、うらやましくも、ほほえましくもあったのですが、最終巻で脱皮していく様は、最終巻らしく、すがすがしかったです。

読む前から最終巻とわかっていたので、「あと一巻で終わらせるなんて、強引に話が進んじゃうのかな?」と思っていたのですが、読んでみたらとても自然で、想像以上にしみじみとドラマチックで、おもわずウルウルしたり、ニヤニヤしたりしながら読んでいました。

もともと好きだった恭太郎くんがますます好きになった、そして真弓先生がこんなかわいいひとだったなんて!
いや、恭太郎くんがかわいくしたんですね。やるぅ!
成長した恭太郎くんかっこいいもんね。

もう少し、やんちゃな工くんとかも、見たかったけども。
一瞬出てきた藤原くんの変わらなさには、ほっとしたかな?
一歩ずつ前に進んだけど、みんなまだ昔の面影もあるよ~、って思わせてくれる短編なんか書いてくれないかなー。それぞれの奥さん、子どもたちも登場したり。巻末マンガで、奥さんどうしの女子会とかね~。

全部の台詞が、そのまま方言で書かれたのも読んでみたいな~!!そんな企画があったらいいのに!

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2015年07月10日

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