あらすじ
1860年(安政7年)3月3日、江戸城・桜田門外。時の大老・井伊直弼は、登城してきたところを水戸藩から脱藩した18名の浪士に襲われ殺害された。後に「桜田門外ノ変」として歴史に残るこの事件の裏に、ひとりの美しい少女の姿があった。少女の刃は混乱の中、井伊の命を一瞬で奪い…。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
匿名
名作
素晴らしい名作。前作「あずみ」とは異なる。
舞台は幕末で、作者は明言していないが、自分は「あずみ」の子孫だと思って読んでた。
このあずみとあのあずみの関係はわかりません。このあずみは戦うことのみを教育された感じはせず、教養があるように感じる。旗本と御家人の身分の差がえげつなく、旗本あずみにやられるんじゃないのかな?
意外と別物感がある
あずみという少女が幼い頃から刺客として育てられて、暗殺していく――という大まかなストーリーは前作と同じだけど読んでみると意外と異なる。
まず主人公というか語り部である養子の弟がいるので、完全にあずみ視点ではないこと。
そのため、あずみが仲間とともに修行に励んでましたって描写が少なく、仲間に感情移入ができない。
時代が変わり、完全にばれちゃおしまいになってきているので、強引な暗殺からスパイ要素強めの暗殺になっている。
以前でも表情から真意を読めないようにはされているが、今回ではスパイとしての訓練を積んでいて演技も完璧にできるようになっている。
かなり行動が制限されていて、無双が難しくなっているので爽快感は減っている。