【感想・ネタバレ】鉄腕バーディー 11のレビュー

あらすじ

氷川に拉致さたつとむの姉・はづみを含む被害者たちの行方を追って、「氷川ケミストリー」に乗り込んだバーディー。そこで氷川の手下である獣人3人の襲撃を受けるが、バーディーは戦闘力で劣る彼らを難なく押さえつけ、はづみたちの居場所を聞き出そうとする。一向に口を割らない彼らに対し、バーディーは拷問のため1人の腕をへし折るが、なんとその腕が即座に回復してしまい…

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Posted by ブクログ

 氷川(本巻表紙)の実験によって作られた獣人部隊、背後には防衛省が資金を出している。また、レビの浄火学院もゆるくつながっている。氷川の実験を知りつつ、強力に後押しするでもなし、禁止するでもない。
 どうやらつとむの姉のはずみがバイトでいった先が氷川の実験の被験者となることだと気づいたつとむ/バーディー、氷川ケミストリーに突入。バーディーは獣人部隊と一戦。だいたいバーディーが獣人程度に負けるわけはないのだが、催涙ガスのようなものを嗅がされて撤退。
 浄火学院の近くの水没病院にはずみがいるとの情報を得て、つとむの姿で向かう先、大雨に遭って浄火学院教母であるレビと遭遇するつとむ。学院で客として厚遇されるのだが、彼らはそれが最大の敵であるテロリストのレビだとはわからない。
 湖でバーディーが遭遇するのは3巻あたりで戦った、殺人ロボット「人形」のオンディーヌ。オンディーヌという名称が入念な伏線だったことがここで初めてわかる。水中で最強。
 暴走する氷川に防衛省側も締めにかかる。
 水没病院で風雲急を告げ告げ告げ。

 「鉄腕」という言葉は『鉄腕アトム』以前からあるんだろうが、鉄のように強いの意味であって、金属製ではなくともよい。バーディーはまさに強靱な身体を持つのだが、そういう強いヒーロー、いやヒロインには弱点をつけておかねばすぐに勝利してお話が終わってしまう。バーディーの「カラータイマー」、ひとつはふだんはつとむとして過ごさねばならないという足枷、そしてもうひとつは明るく真っ直ぐな性格ゆえに猪突猛進で海千山千の敵たちに腕力以外はあまり敵わないこと、であろうか。
 こういう「明るいお馬鹿主人公」の系譜というのは『ワンピース』のルフィとか、結構あるのだが……

 おまけマンガは「魔法のドジっ娘オンディーヌ2 人魚姫の巻」。

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2016年03月11日

Posted by ブクログ

仕方ないけどこの展開の遅さにはちょっとイラつく。
元話のぶんはほとんど消化かな。来月はヴァイオリンの話らしい。ヴァイオリンとバーディーの短編は10ン年前の雑誌をとってあるくらいに好きなエピソード。楽しみ!

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2009年10月04日

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