【感想・ネタバレ】坂道のアポロン 3のレビュー

ジャズ、バンカラ、学ラン、佐世保弁、そばかす。この中でひとつでも気になるワードがあった人には絶対オススメ!個人的には全てのワードがどツボです!!
舞台は1960年代の長崎。東京から引っ越してきたちょっぴり神経質な主人公・薫が、豪快なバンカラ青年・千太郎と出会い、二人はジャズを通して心を通わせます。
私のお気に入りはなんといっても、千太郎の幼馴染でそばかす委員長の律子!律子の佐世保弁と慎ましい乙女っぷりがなんとも可愛い!!私も「また喧嘩したっちゃろ?」って言われたい!そばかすってチャーミング!!!恋を知り、愛に泣き、そして大人の女性になっていく律ちゃんから目がはなせません。
もちろん「友情」も大事なテーマで、線の細いメガネ男子と、悪そうに見えて実は家族想いなバンカラ男子の爽やかなやりとりもたっぷり楽しめます。2012年に放送されたアニメも素晴らしいので、そちらもぜひ!躍動感溢れるジャズのセッションシーンは必見です★(書店員・なめはし)

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過去編や実母や

薫君、親戚の家にいるんで、ちょっと居心地が悪そうです。こういうしょうもない親族とかって普通にいるでしょうし。
ただ、身の上話という意味では、千太郎君もやや複雑な背景があることも語られていました。
律子さん、薫君に嫌われたかも?と泣きべそをかいていましたが、たぶん大丈夫でしょう。
実母に会ってみようと、寝台特急「さくら」で上京しようとしたら、千太郎君も一緒にくっついてきていました。
作品の舞台が1966年なので、旧国鉄で佐世保線はまだ非電化です。私も作者あとがきを見るまでもなく、正確に描いているなと思いましたよ。

#エモい

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2023年10月11日

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恋とブロマンス

九州に転校してきた主人公が気の許せる同級生やジャズと出会い今までの人生で抑圧してきた感情を解放する青春ラブストーリーの第三巻。

自分の欲を優先するあまり千太郎と百合香を引っ付けることに一生懸命になっていた薫は律子を悲しませてしまう。
自己嫌悪から百合香からプレゼントをもらい浮かれている千太郎とケンカしてしまう。
そんな二人に対して律子は千太郎と仲直りしてほしいと彼の事を考えた発言をする。
仲直りはできたが弾みで告白してしまった薫。
クリスマスが近づいてきて何かプレゼントしたいと思った薫は律子と二人でお金を出し合って千太郎のために新しいスティックを購入する。
帰りに雪の降るロマンティックな雰囲気にのまれて彼女にキスをする薫だったが律子を泣かせてしまうのだった。
それを千太郎に見られた薫は感情がぐちゃぐちゃになって家に居場所がない自分はお前を見ているとみじめになると八つ当たりするのだった。
そんな彼に対して千太郎は自分の生い立ちを話すのだった。

明るそうに見えて抱えているものが色々ある千太郎がそれを薫に話すのはそれだけ気を許しているからだろうなぁと学校での彼の様子を思い出しながら考えてしまった。

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2021年11月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

千太郎の過去、子ども時代が3巻で明らかになりました。
子ども時代の千太郎マジで天使すぎませんか。
そして、「千太郎」「薫」とお互いに呼び合うところ、二ページまるまる使ってて、(えっ、もうBLやん。恋が始まってるやん。これ気付いてないの二人だけのパターンのやつやん)とまた見事に爆死しました。
床の上でのたうち回りましたよ、私は。
というか、千太郎が薫のことを薫と呼ぶのはここだけだったと思うんですよね。
ボンっていうあだ名もいいですが、名前呼びも素敵ですね。
「恋愛と違って友情は一生もん」というセリフが作中に登場しますが、一生続く絆なんて恋愛にも友情にもそうそうありません。
そういう一生モノの絆を同性で持ち続けられるところが本当に素敵だなぁと感じます。

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2020年10月03日

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