【感想・ネタバレ】左京区恋月橋渡ルのレビュー

あらすじ

とびきりピュアでキュートな初恋純情小説!

毎朝六時半のラジオ体操ではじまり、「いただきます」の声を合図に、ほかほかの朝食が食堂のテーブルに並ぶ。京都の左京区の学生寮で四年間なじんだ生活は、山根が大学院生になった春からもつづいている。寮には、生物学科の安藤や電気電子工学科の寺田、たまに顔を出す数学科の龍彦も含め、趣味と研究を偏愛しすぎるゆかいな仲間ばかり。山根も例外ではない。工業化学科でエネルギーを研究しつつも、花火をはじめ何かが燃える様子を見ているだけで気持ちがたかぶり、「爆薬担当」とからかわれるほどだ。当然、異性のことなんて頭の片隅にもなかったのだが――。
糺の森を訪れたその日、突然の雷雨に浮かび上がる満開の山桜の向こうに、白いワンピースを着た女のひとがいた。ずぶ濡れになった山根は熱を出し、熱が下がってからもなにやら調子がおかしい。そして、龍彦のガールフレンドの花にたやすく言い当てられる。「山根くん、もしかして好きなひと、できた?」。花は言う、もう一度“姫”に会いたければ、下鴨神社に毎日参拝すべし――と。
葵祭や五山送り火、京都ならではの風物を背景に、不器用な理系男子のみずみずしい恋のときめきを愛おしく描いた長編、初恋純情小説の決定版!

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Posted by ブクログ

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山根君の初恋はハッピーエンドとはならなかったけど、すごく良い終わり方でよかった。10代?と思うくらい純粋な恋でかわいかった。

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2021年10月28日

Posted by ブクログ

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「左京区七夕通り~」姉妹編。七夕通り~で主人公花の恋をそれとなくサポートしてくれた山根が主人公。奥手で不器用な理系男子がある日であった姫に恋をして仲良くなろうと大奮闘。じれったくて応援したくなる不器用さ。でもそこが姫には良かったのかな。誠実さは伝わるもんね。姫には完璧な婚約者がいて、失恋しちゃったけど、とても大事な思い出にはなった。花と龍彦が変わらずラブラブなのもわかってよかった。

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2018年05月07日

Posted by ブクログ

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あまずっぱ~い(*´∇`*)神社で会った美女に恋をした院生の山根くん♪友人のアドバイスの元、不器用なりに恋を成就させようと頑張る姿が眩しい(*≧∀≦*)山根くんみたいな純粋な青年にこそ幸せになって欲しかったけれど、残念な結果に…(T-T)でも初めて好きになった人が良い人で良かったね山根くん(*´ー`*)

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2016年05月31日

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