あらすじ
人間が生きていく上で「脳」と同じくらい大切なもの、それが「自律神経」です。これまであまりその重要性が知られてきませんでしたが、自律神経が安定して機能するおかげで、私たちは呼吸し、心臓を動かし、毎日健康な状態を維持することができています。この自律神経のバランスを自由自在にコントロールできるとしたら、私たちは生涯にわたって健康に生きることができるといっても過言ではありません。そのための具体的な方法を、自律神経研究の第一人者であるドクターが豊富な事例とわかりやすい説明で語りつくした一冊。数多くのトップアスリートや芸能人を指導してきた経験から、究極の健康法の秘密に迫ります。
【目次より】
●女性が男性よりも長生きするのはなぜだろう?
●副交感神経の働きを高めることが「最高の健康法」
●季節の変わり目に風邪をひく人が増えるのはなぜ?
●ジョギングよりウォーキングのほうが健康効果は断然高い
●石川遼はなぜタイガー・ウッズの歩き方に着目したのか?
●自律神経のバランスが崩れると、免疫力も低下する
●便秘に悩む人は朝一番にコップ一杯の水を飲みなさい
●「食後に眠くならない食べ方」を知っているか?
●運動するなら、朝と夜、どっちがいいのか?
●呼吸には体の状態を一瞬にして変える力がある
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Posted by ブクログ
論理的で説得力がありわかりやすかったです。小林弘幸 著「なぜ、これは健康にいいのか?」(副交感神経が人生の質を決める)、2011.4発行。寝ていても呼吸ができるように、自律神経は内臓や血管をコントロールし、私たちの生命活動を24時間365日支え続けている。有難うございます! 体のコントロールをしているのは脳と神経。神経は脳と体をつなぐ情報の道。交感神経は加齢でも変わらないけど、副交感神経は年齢とともに低下する。低下すれば血管は老化、免疫力は低下、病気にかかりやすくなる。副交感神経を高めることが大切。ゆっくり呼吸し、ゆっくり動き、ゆっくり生きる。
小林弘幸 著「なぜこれは健康にいいのか」、2011.4発行。4つある神経の内、コントロール可能な運動神経、知覚神経はわかりやすいが、コントロールできない交感神経と副交感神経はわかりにくい。体温調節のような恒常性を保つ働きをするもので、血液循環、呼吸、消化吸収、排泄、免疫、代謝、内分泌などに深くかかわっている。若い頃は交感神経と副交感神経のバランスがとれているが、年を取ると副交感神経が低下し、血管の老化、免疫力の低下で病気になりやすくなる。副交感神経を高めることが「最高の健康法」そのためには、余裕を持った行動、早起き、十分な睡眠、酒飲むときは水も飲む、1日3回の食事、ウォーキング、背筋を伸ばしてゆっくり歩く、深くゆったりした呼吸、足裏を揉む。
呼吸や血液循環などの生命活動を24時間365日休むことなく支えている大切なシステムが自律神経。交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)のバランスが大切と。一般的には、どちらも高いのが良好な状態。交感神経が高すぎると身体が不調になり病気になりやすい。副交感神経が高すぎるとうつ病の傾向。どっちも低いと疲れやすくやる気も起きない。さて、男性は30歳過ぎ、女性は40歳過ぎから副交感神経が低下(体力の低下と並行)。血管が老化、免疫力が低下、病気になりやすい状態に。副交感神経の働きを高めることが最高の健康法。そのためのポイントは「ゆっくり」。「ゆっくり」を意識し、ゆっくり呼吸し、ゆっくり動き、ゆっくり生きる。そうすれば、深い呼吸になり、血流は促進し、酸素と栄養が行きわたる。
自律神経をコントロールするポイントは「ゆっくり」。「ゆっくり」を意識し、「ゆっくり」呼吸し、「ゆっくり」動き、「ゆっくり」生きる。すると、下がり気味の副交感神経レベルが上がり、自律神経のバランスが整う。副交感神経の働きを高めることが「最高の健康法」。 小林弘幸「なぜ、これは健康にいいのか?」、副交感神経が人生の質を決める、2011.4発行、再読。
Posted by ブクログ
自律神経の交感神経、副交感神経について詳しく書かれており、整理するためにもう一度読み直したい。
特に、リラックスすることと、副交感神経が結び付いてることが、勉強になったし、
交感神経、副交感神経はバランスが大事であるというもの知らなくて面白かった。
胃腸の調子とも関係があるみたいなので、整腸剤を飲んで様子を見ていきたいと思う。