あらすじ
「僕等は……知らず知らずのうちに誰かの張った――網に掛かっているようだ」。理事長の織作是亮までが殺害された聖ベルナール学院。事件解決を慫慂する弁護士・増岡に京極堂は不思議な言葉を漏らす。一方、目潰し魔・平野祐吉を追う刑事・木場は捜査線上に揺曳する親友・川島新造の姿に困惑するばかり。
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Posted by ブクログ
木場の動きが一瞬止まった。
小屋の中を凝視している。
「ーー畜生オッ!」
木場は雄叫びを上げて、脱兎の如く男を追った。
木場さんフィーチャリング。
今回は沢山木場が出ているので木場ファンな私に取っては嬉しい何かです。
幼馴染み・降旗さんとのやり取りなど、木場修の人間味溢れる魅力に触れられる第2巻。
今回のおちゃめな京極さんのシーンは増岡弁護士とのやり取り。
二百何人分の憑物落としの祈祷料について、高くても柴田財閥が払うから大丈夫という増岡に対して、榎木津の6万倍は貰うがそういう問題じゃないと云いきる京極堂。
京極堂の憑物落とし代(1人分)は榎さんの探偵料の300倍なんだw