【感想・ネタバレ】くますけと一緒に 新装版のレビュー

あらすじ

書店員さん発掘! 今読むべきホラー小説。

あたしは悪いことなどしていないのに、いつも嫌われていた。
同級生、そして両親にも。そんなあたしを気にかけてくれるのはママの親友・裕子さんと、くますけだけ。
悪い人は死んでしまえばいい――。
願うと同級生は事故にあい、両親も死ぬ。裕子さんに引き取られたあたしは、ここでくますけが邪悪なぬいぐるみなんじゃないかと思いはじめ……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

文体がかなり好き。
作者のあとがきにもあったけど、この本の主人公成美ちゃんや裕子さんの考え方に時代が追いついたってことかな。
成美ちゃんが幸せに暮らせそうで良かったし、晃一が成美ちゃんを引き取るのを拒んでたと思えないくらいちゃんとパパになってて、それが読んでて結構嬉しかった。
最後のくますけとなんなんのやり取りはやや不穏だったけど、成美ちゃんと裕子ママのことをいつまでも温かく見守っててほしいなって思う。
サイコホラーでどんなヤバい内容かと思っていたが、順調に幸せになっていて良かった。
私だけかもしれないんですけど、「次の日から。この世の中に、裕子さんって人と、晃一おじさんって人は、いなくなった。……あたしには……あたしには……パパと、ママが……できた……」ってところ、「噓でしょ?裕子さんと晃一おじさんって幻影だったの?新しい父母ができて、二人は消えたってこと?サイコホラーってサイコ過ぎでしょ!」って思ったけど、血は繋がってないけど本当のパパとママになったという意味でほっとしたけど、この瞬間が一番怖かった。
成美は大人の顔色を常に伺いながら生きてきたんだと思うと少し苦しくなります。
くますけだけが成美の事を分かってくれる大切な家族。
晃一の変化が私はとても嬉しかっです。
お互いが歩み寄ろうと頑張るものの、気を遣いすぎて話が全く噛み合わなかったのに。ですよ!?
あと、貯金箱のくだりはホントに微笑ましくて良かった。
「嫌っていい」の裕子の言葉に成美が救われるところ、私も一緒になって救われた気がしました。
私もぬいぐるみ大好きなんですが、やっぱりぬいぐるみには不思議な魅力があるものなんですね。

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2026年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ぬいぐるみをテーマにした作品という事で興味を持ち、一気に読み終えました。とても好きな作品でした。

私自身が幼少から大事にしているぬいぐるみがあること、繊細で内省しやすく、物事をあれこれ考えやすい気質であるので、成美ちゃんに共感できるところが非常に多かったです。

内省世界の描写が多いので、読みづらさは感じるかも。
また、ホラーとして楽しみたい方にも物足りないかもしれません。

ただ、私はこの作品でボロボロ泣いてしまいました。
大人になりきれない、未熟な子供の自分が内在しているのを自覚しているので、裕子さんの言葉に「あぁ、こういう感性を持っていてもいいんだな」と救われたところもあったし、私が大事にしてるぬいぐるみも、くますけのように、自分のことを想ってくれていたらいいなとか、そんなことを考えながら読んでいました。

「ぬいぐるみ」を手放せない、
感受性が豊かな人には刺さると思います。



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2026年04月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

勝手にホラー?かなと思っていたが、違った。
とてもいい話だと思った。
文体が少し読みにくい部分もあったが、血がつながらなくても家族、という内容だった。
くますけがいい!成美ちゃんとくますけの会話がかわいかった。
裕子さんも晃一さんも素敵な家族だと思った。
ありきたり?内容も普通の内容なのだが、くますけがいることで不穏な感じもありながら心がほわっとした。

あとがきも面白くて、新井さんと旦那さんのぬいぐるみ愛が素敵すぎる。

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2026年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ティーン向けのホラー。
新井素子先生を読むのはチグリスとユーフラテス以来かも。もともとティーン向けの小説で活躍していた方なのも知っていたので、文体など特別抵抗はありませんでした。
もともと平成3年に出てた話ですしね……

新井素子先生が平成3年にこの価値観で、少女向けに話を書いていたことが凄いと思います。

当時は毒親の概念もない時代でしたし、
母親に対する母性の美化もいまよりよほど強かったはずです。
そのなかでこの話をティーン向けに書く新井素子先生の気骨はやっぱり好きですね。
成美ちゃん側の人生だった子供の自分が、少し救われた気分です。
個人的には反省して歩み寄りをし、仲良くなっていく晃一さんと成美ちゃんが好きでした。

ジャンルについては確かにビックリするほど怖い話ではありませんが、ぬいぐるみが人殺してるしホラーでいいんじゃないかな……???
ホラー感溢れすぎてる表紙に期待すると、少しズレはあるかも。

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こわーいくまのぬいぐるみ。
でもそこには深い愛情があって…
印象的だったのは「こどもは親をきらってもいい」というところ
毒親からの抑圧と呪い、そんなときによりどころにしたのがくまのぬいぐるみだったんだなー
ホラー小説だとおもって読んでいたけれど、なかなかさわやかな読後感。
わが家のほこりをかぶったぬいぐるみに想いをはせてしまった。

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2026年08月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

角川ホラーにあるようなホラー小説のつもりで読んでしまうと少々肩透かしな印象。でもそこは作者もホラーなのか曖昧そうにしているので、ある種正しい感想なのかも。

成美が亡き両親に対する負の感情を持つことの罪悪感が諸々の根源として描かれている。そこを受け入れさせる裕子とのやり取りのところは純粋に良いし、何なら子供に読ませても良いかもしれない。

新井さんのぬいぐるみ愛の強さゆえ生まれたぬいぐるみホラーであった。

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2026年07月14日

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ネタバレ

小学四年生の成美はくまのぬいぐるみのくますけといつも一緒。両親が事故で亡くなり、母親の親友である裕子さんに引き取られることになる。いじめっ子の同級生や両親が事故に遭ったのはくますけのせいかもしれないと考えはじめ…。

ホラーなのかなと思って読み始めたけど、ホラー?なのかこれ。私は怖さを感じるところはなく、ファンタジーっぽい印象を持った。シリーズをまとめて見たばかりだったせいか、終わり方とかトイストーリーっぽく感じた。

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2026年07月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホラー?ではないかな…?
自分の望んでいたような親の姿をくますけに投影しているような感じは最初からずっと持っていて、
結末にあまり衝撃は受けなかったかな。
ずっと心を閉ざしていた女の子が立ち直れるようになった結末はよかった。

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2026年07月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

序盤はすごく面白かったなー。
人形ホラーってすごい苦手(怖い)で。苦手(怖い)だからこそ好きなんだけど、思っていたのと全然違った。

10歳の精神的な虐待を受けてきた成美が、母親の親友である裕子さんに引き取られ、だんだん心を許していくと共に、くますけとの関係性も変わっていくお話なんだけど、てっきりくますけと対峙したり、くますけに疑念を抱いていく話だと思っていたけど(疑念は抱いていたけど)、共通の敵が別にいるとは思ってなかった。

くますけ自体も意思がある→成美の妄想→実際に意思があった、って2転3転して、普段はそれが面白く感じるんだけど、えどっち???みたいな困惑で終わってしまい。しかも、ホラーらしく終わり方は怪しく終わりたかったのか、急に下降させられたけれど、くますけに対して恐怖心を抱いていない私からすると、あまり感情も動かず、結果どういう気持ちで見終わればいいのか分からなくなった。

ホラーとしてではなく、感情の機微によりフォーカスを当てれば、もっとハマるものがあったのかもしれないとも思うけど、今のところはホラーとして読んじゃったので、あまり刺さらなかった。序盤が面白かったゆえに下降していった感覚。

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2026年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ちょい思った内容とは違ったな。もう少しドキドキが欲しかった。この作者はスティーヴン・キングの後書きで出会ったが、今回も触れてあり感慨深い。

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

終盤には実はぬいぐるみの「くますけ」は邪悪なんかじゃなくて、良いぬいぐるみなのかと思ったけど…やっぱ悪の存在だったのね。

実の両親に危害を加えたり、友達を事故にあわせたり…それを平然とやってしまうぬいぐるみ、怖いな。

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2026年03月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すらすら読めました。
あとがきで作者のぬい愛がよりリアルで…
平成20年当時からぬいぐるみのことぬい呼びしててびっくりしました


途中、一人称が、結子、成美、ってしつこく何度も出てきたのはなんだった…?

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

女の子が妙に話し方が大人びてたので、何か最後にどんでん返しがあるのか注意して読んでたけど、見事に何もなかった…笑
あんまりホラー感もなかった。

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2026年02月28日

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