【感想・ネタバレ】アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子のレビュー

あらすじ

暴力を躊躇わず、金で同僚を飼い、悪党と手を結ぶ。上野署組織犯罪対策課の八神瑛子は誰もが認める美貌を持つが、容姿から想像できない苛烈な捜査で数々の犯人を挙げてきた。そんな瑛子が世間を震撼させる女子大生刺殺事件を調べ始める……。真相究明のためなら手段を選ばない、危険な女刑事が躍動する、ジェットコースター警察小説シリーズ誕生!

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法の番人でありながらアウトロー。公務員なのに暴力的。そんなダーティハリーやダイ・ハードのような刑事が本作の主人公です。しかし他の警察小説の主人公と大きく違うのは、いかついワイルドなタフガイでなく容姿端麗な女性であること!そしてその捜査の仕方もかなりブラック。殴打戦など名刺代わり、非社会的な面々とも強いコネクションを持ち、必要とあらば表沙汰にできない金も躊躇なく使う等々。ここまで書くとやたらと悪辣な雰囲気ですが、決して悪徳刑事でないところが魅力的です。
真相究明にストイックすぎるせいで警察内にも敵が多い反面、強い意志力に一目置く人々も。主人公を警戒し睨みを利かせる上司等、人間関係も見所の一つ。ジェットコースターのように怒涛の勢いで読み進んでしまう力強い話をお求めの方に特におススメです!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

途中ぐらいまではイマイチだったんだけど、後半にかけて続きが読みたくなった。不思議な魅力。
早く、旦那さんのこと知りたい。

1
2019年03月11日

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感想
アマゾネス降臨。男もので立ち回りをする警察関係の小説はよく見るが、女性で、豪快かつ、狩猟犬のようにたち回るものに出会ったことがなかったので、読んでいて、ドキドキするが、スカッともする。

夫の死の真相に迫るという十字架を背負っているのも今後の鍵になりそう。二作目に期待。

あらすじ
警視庁上野署組対課の八神瑛子は、夫の死に不審な点を抱き、組対に転属し、高い検挙率を誇るエースだ。しかし、手段を選ばず、中国マフィアとも関わる彼女は、警察だけでなく、黒社会からも疎まれていた。特に、上野署署長の冨永は違法捜査を暴いて、八神を警察から追い出そうとしていた。

ある日、女子大生の殺人事件が起こる。殺されたのは千波組の組長の娘だった。警察は犯人検挙に全力を尽くすも犯人を挙げられないでいた。

そんな中、中国人エステティシャンの女性が殺害され、女子大生殺人との関連が疑われた。

八神は、中国人マフィア、エスなどあらゆる手段を使って事件の真相に迫る。

0
2023年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

*暴力を躊躇わず、金で同僚を飼い、悪党と手を結ぶ。上野署組織犯罪対策課の八神瑛子は誰もが認める美貌を持つが、容姿から想像できない苛烈な捜査で数々の犯人を挙げてきた。そんな瑛子が世間を震撼させる女子大生刺殺事件を調べ始める…。真相究明のためなら手段を選ばない、危険な女刑事が躍動する、ジェットコースター警察小説シリーズ誕生*

のっけから格好いい登場の主人公に、魅力的なサブキャスト達、ストーリー展開も早くてあっと言う間に引き込まれます。
署長の監視やヤクザの思惑を出し抜く鮮やかさや、面と向かって対峙する様が小気味いい。
2部・3部と続くので、この勢いで一気に読みましたが、大正解。大作映画を見終わった気分です。

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2019年05月30日

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ネタバレ

なぜかずっとライブラリにあったので読んだ。
これはなかなかにすごい女性刑事さんだ。
かなり危なげなのでドキドキしながら読んだ。
登場人物が多いw
ドラマで見たい感じね(;´∀`)

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2025年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★3.5
4.0には及ばず…!でも瑛子が終始かっこよくて、ヤクザにも怯まず、力と知恵ですべて捩じ伏せるスタイルに痺れました。
誉田哲也さんの姫川玲子シリーズっぽかった。
いや、ジウシリーズの激しさの方が似てるかな。
とにかくかっこいい女刑事!

英麗と美里、甲斐など魅力的な登場人物ばかりで読んでて飽きなかった。キャラ濃い小説ってそれだけで面白いしのめり込んじゃう…。冨永は憎たらしいけどうん。笑
旦那さんの自殺として処理されてしまった事件?今後絡んでくるのかな早く解明されるといいな

0
2022年03月06日

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ネタバレ

面白い。面白いのは間違いない。なのですが、なのですが、こう、厳しい言い方をしてすみません、、、なのですが、個人的には、面白いけど、程度で言うならば「そこそこ」面白い、というくらいでした。

矢も楯もたまらないほど「くおお!面白すぎる!これはヤバい!大傑作!いやあ、読めてよかった!この本に出会うために読書を続けてきたのかもしらんなあ俺は。大感謝!!」というレベルでは、なかったなあ。

あくまでも、そこそこ。あくまでも、それなり。そのくらいの面白さ、という感想でして。キッツいこと言ってる気がする、、、すみません生意気で。でも、それが偽らざる感想。なのです。すみません、、、

この作品、とんでもなく速攻で、めちゃんこ早く読み終えちゃいました。2日間にまたがってで読んだのですが、実質、ほぼほぼ一日、一晩で読み切っちゃった、って感じ。サクサクでした。もう、さっくさく。よみやすー、って感じでしたね。

ただ、逆を言うと、サクサク読んでしまった、ということは、こりゃあもうじっくりどっしり、この作品と対峙したい!と思う感じではなかった、という気持ちがあったわけですから、、、すまぬ。読みやすいのは、決して、ええことでは無いのだなあ、とも思いました。

主人公の八神瑛子の造形は、間違いなく魅力的なのですが、なんかこう、定番だね、って気もします。読んだことはないのですが、「アンフェア」の主人公も、こんな感じなのでは?って思いました。TVドラマだと、篠原涼子が演じてましたよねえ。小説もTVドラマも未読未見なので、あくまでイメージのみで言ってますけども。全然違ったらごめんなさい。

なんだか一番好きだなあ、と思った登場人物は、郭在輝でしょうか。なんか、憎めなかったですね、この人。すげえ女好きのところとか。根っこの所は、超絶極悪人なんでしょうが、うーん、なんだろう。なんだか、憎めなかった、、、ああ、このおっさん、なんだか好きだなあ、可愛いなあ、って、勝手に思っちゃいました。

まあ、たぶんホンマにこの人が実在していたとしたら、なーんか好きだなあ、とか間抜けな事を言ってる自分なんか「ふざけるな貴様」と言われて自分みたいな存在はあっさり殺されちゃうんだろうなあ、、、とか思うのですが。

でも郭さんの「俺、誰かに自分のセックスしてる姿を見られていないと、イケないんだよう」って告白、マジで面白かったし、なんだか可愛かったんですよね。人の性癖って、ホンマに不思議ですよねえ、、、しみじみ。本編と全然関係ない部分でシミジミしてしまった。

できれば、続編にも、郭さんが登場することを願うのです。そんな所に注目する感想でいいんかい、って感じです。ちゃんちゃん。

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2019年07月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

女刑事もの。夫が不審な死をとげ、警察は事故で処理。それから金で同僚の弱みをにぎり、やくざを利用して、悪党を手段を選ばずあげるように。上司のキャリアと対立、決定的な証拠をつかませず、連続女性殺人事件を追う。二つの殺人は実は違う犯人。中国マフィア、日本のヤクザそれぞれと闘い、最後は上司の盗聴を利用して窮地を逃れる。
女刑事ものって同じような男物に比べてどうしても見劣りするんだけどなんでかな・・・。最後は自分じゃなくて周りを利用して勝つパターンが多いからか。
文体は読みやすくて1冊あっというまなので、続きも読んでみよう。

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2019年03月16日

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