【感想・ネタバレ】#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わったのレビュー

あらすじ

怠け者の大学4年生がChatGPTに出会い、ノリでプログラミングに取り組んだら、
教授に褒められ、海外論文が認められ、ソフトウェアエンジニアとして就職できた。
大学4年の春。授業でChatGPTを知った私は、宿題をサボるためにその活用法を編み出した。
プログラミングにも使えることを知り、出来心で「#100日チャレンジ」に取り組み始めた。
毎日1本、新しいアプリ(作品)を作り、X(旧ツイッター)に投稿するというものだ。
暇つぶしで始めたそれは、過酷な挑戦であると同時に、日常的な興味と学び、そして飛躍をもたらした……。
―― Z世代の著者によるAI駆動型プログラミング学習探究記 ――

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ゆるコンピュータラジオで紹介されていたので。

私もプライベートでChatGPT/Claude/Geminiでガチャガチャ遊ぶので、
この方の体験談・失敗に「あるあるだ~!」「わかる!」と何度も頷いてしまった。
ボトルネックが自分なことに気付くのは誰もが通る道(誇大表現)だと思う。

「人生って何がきっかけで変わるかわからないから面白い」
それを具現化した、ちょっと変わった本だった。

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2025年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

IT業界に長く身を置いて、ある程度の歳を重ねて来た自身の経験している立場から興味深かった点をあげていく。(エンジニアではありませんが。。。)

・最初はChatGPTを使って授業をハックしていく件である。生成AIは自身の外部脳、拡張脳として使うのが最も有効であるというのが、コンセンサスとなりつつある
自身を成長させる壁打ち相手という考えである。
プログラムの初心者はどのようにして生成系AIと付き合えばよいかという良い指針となっていると思う。
(○○について教えての回答をコピペするのはNGという事も示唆している。)

・ズブの素人が専門家に成長する過程をトレースすることは非常に難しい。何故ならその道の専門家は子どもの頃から某かに秀でいて、成長譚を丸ごと記録するのは困難である。成長の軌跡を追うのは変数が多すぎる為である。
その点、著者の場合はプログラムって何から始まっているので、成長が追体験できる。また最初のコードなどが残っているので、掛け値なしの成長の記録を見ることができる。(新卒社員に日報を書かせるにも同様の効果を狙ってのことである。暫く後に見直すと成長が実感できる。)

・効率化、怠け者、好きなものに熱中する。
実は企業が最も欲しい人材である。効率化、再現性は必ず組織で必要とされる事である。年長者はそれが分かっているから、今やっている事を続けなさいというアドバイスをしているのだろう。
設計してコーディングして、リリース。はソフトウエアの設計工程である。実地では、コーディングの制約ルールがつく。既存コードの改修する場合、他コードに影響を及ぼさないように且つ制約の中で動かす必要がある。
例えば、反応速度が制約である場合、コード数行の世界でなく、設計から見直す事もままある。ガワは同じでも、構造変更されているという事がより大規模にされていると考えて貰えるといいだろう。テストも品質担保のため、設計と同じ程度されている。
教授から数学や物理学などのススメがそれとなくあるが、勧める理由としてシステムエンジニアに必須だからと言う説明がある。自分の解釈ではそれが基礎原理だからということだというメッセージと捉える。
学習には大きく2パターンあり、習熟パターンの善し悪しはその人の性格によるものが大きい。
・基礎原理→実証→振り返り
・実証→振り返り→基礎原理
どちらを先にしてもいいが、教科書学習が苦手な著者は後者の方が性にあうのだろう。資格試験などで過去問を解いて、後で教科書を見るパターンと同じである。

・周りの年長者が無条件で応援する役割に徹しているのが心地よい。Macブックを「かして」あげたり、就職の世話をしたり、著者の才能に対してそれとなく支援をしている。
(もう使わないので、といってMacブックを貸してあげたり、在宅勤務の企業を推薦したり、就職面接の時のバックを貸したり、著者の負担のないようそれとなく支援をするというのは理想的である)
年長者は若者にバトンを渡すという使命があることを理解しての行動をしているのが痛いほど分かり心地よい

・著者は文章を書くのがうまくないといっているけど、読みやすい文章で、読み物として成立している。心境の部分、事実の前後は成長をみせるため、多少の脚色をしていると思われる。それを含めても限りなくノンフィクションとして成立している。

・個人的に
ASCIIの遠藤さんの名前をこの本で聞くとは思わなかった。週アスはよく購入していたのでインターネット老人会の身としては胸熱である。
最近の若い人はハードウエアとOS、クラウドがゴッチャになっているケースが多いと思っていたが、著者もという事で苦笑。
中大の職員用食堂は利用させてもらったのでイメージ喚起に役立った。

100日チャレンジはキャッチーで良い。自分でもできそうという気にさせる。
別分野で同様のチャレンジをするなどの広がりを感じさせる。次のチャレンジの後押しとなるであろう。

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2025年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった
大塚あみ 著  日経BP

昨年末だったか、今年の年始だったか。都内に向かう電車の中吊り広告でこの本の紹介を発見。なんとも興味深い本のタイトルで面白そうだなぁと思った。
そこからしばらくして、本の存在を忘れていたが、また都内に向かう電車の中で目にとまった。この日は書店に行くようはなく、「これほど宣伝されているのだから、本屋に行けばすぐに見つかるだろう」と何の気にも止めなかった。
結局、買ったのは8月上旬。書籍は重版され手に取った本は、4月25日で第1版第7刷発行。ビジネスに分類されているのか、なかなか普段歩く書店のルートでは出合えず、購入した場所もあまり足を運ばない大型書店「ジュンク堂」。
たまに出かける書店ではこういう出合いがあっていい。それほど意識をしている訳ではないが、滅多に行かない書店では、普段意識をしない本棚を見るようにしている。もしかしたら、目当ての本棚が見つからないだけかもしれないけど。
「あ。これ前に気になっていたほんだ。」タイトルや表紙のインパクトって大事だな。忘れかけていた本と僕を繋いでくれた。

帯には「怠け者の大学4年生がChatGPTに出会い、プログラミングに取り組んだら、教授に褒められ、海外論文が認められ、ソフトエンジニアとして就職できた。」と何ともインパクトの強い文章が綴られている。そういえば、電車の中吊り広告も同じデザインだったと思い出した。
著者の大塚さんは、怠け者だったり、不真面目だったりと紹介されているが(実際に、ChatGPTに「大学のレポートをサボる方法を教えて」と訊ねている)、とんでもない。自分の信念をしっかりと持っている人である。「成瀬は天下を取りにいく」の主人公成瀬あかり。リアル成瀬あかりと言っていいだろう。他人の価値観に流されずに自分の信じた道をいく。たとえ相手が教授であっても、自分の揺るぎない考えを正面からぶつけることができる。『努力が時代に合わない』伊藤教授と大塚さんのこのやりとりは、著者のありのままを現している場面なのであろう。実際には、著者本人にしかわからないことなのだろうが、この辺りから大塚さんの「チャレンジ」が変わっていくように感じた。

本には著者が取り組んだプログラミングについて詳細に書かれているのと同時に、著者を取り巻く先生方とのやりとりの場面が綴られている。プログラミングについては、多少専門用語も含まれているが著者の行動を追体験することで、初心者にもわかりやすく解説されているので読みやすかった。
アプリ作りを通して出会った教授陣とのやりとりが大塚さんの「チャレンジ」をアプリ作り以上のものに拡大させていった。「私の才能」「論文を書く意味」「正解って何?」「不本意な受諾」などの章には著者の葛藤や心境の変化が伝わってくる。ぜひ繰り返し読みたいところだ。

読んでいて自分の学生時代を嫌でも思い出してしまう。当然、著者のように何とか楽をしたいと思いながら生活をしていた。それでいて、面倒なことから「誤魔化して」逃げていた。ここが著者と当時の自分との違いだと感じた。自分の信じること、その根っこをいかにして大きく太く育てられるのか。読んでいてその一言に尽きる気がした。今だからこそ、感じ取れたことかもしれない。今だからこそ、気づいたことかもしれない。良い本と出合えました。ありがとうございます。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。筆者の努力というか、頭の良さがすごかったな。たぶん中大だよなこれ。

でも2025年の今、chatgptでちょっとしたゲーム作るくらいなら誰でもできるよなって思った。
学生のうちにとりあえず頑張ったってことが重要なんだろうなと思いました

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2025年09月23日

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