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Posted by ブクログ 2016年12月11日
現実のメガバンク誕生や金融庁の検査を背景とした銀行員の物語は非常にリアリティがあって読んでいて非常におもしろいし、主人公の信念ある仕事ぶりはいち会社員としてやっぱり何かしら勇気付けられる側面がある。最終的に会社としてはハッピーエンドでは終わらないところもよりリアリティを感じさせてくれる。全シリーズを...続きを読む通してひとりのバンカーの人生を追体験することができて、非常に満足。
Posted by ブクログ 2011年09月23日
このシリーズの完結編。こんな終わり方なのかと思いつつ、納得する面と別の終わり方がよかったなどいろいろ考えさせられたが、全体的にはおもしろかったです。
Posted by ブクログ 2013年10月26日
金融腐食列島もこれにて完結。
杉本には最後、同情してしまいました。パワーが有りすぎると、上から嫌われると言うことか。鈴木相談役やカミソリ佐藤と言った、人間味のある登場人物ばかりで読んでいて楽しかった。金融庁や竹井との貸し倒れ引当金を巡るやりとりなどは、リアルな感じでした。
これで、完結と言うのが...続きを読む勿体ない。
Posted by ブクログ 2011年08月14日
やっと、下巻まで読み終わりました。
長きにわたって書きつづけられてきたシリーズの完結編。
サラリーマンの身として、登場人物(特に主人公)のそれぞれの場面でそれぞれの立ち居振る舞いは、
自分ならどうするだろう?と考えさせられることが多々ありました。
まあ、この小説に出てくるように、社内の人間に会うのに...続きを読む秘書をとさなくてはいけないような会社にいるわけではないですから(笑)ここまで、シリアスな場面に立ち会うこともないとは思いますが。しかし、どんな会社でも、社内政治は必要だとは思うので、大いに参考にすべきところはあると思います。
正直、主人公の竹中治夫のように実直でありながら、また、何度も左遷されながら、最終的に抜擢され続けるというのは小説ならでは、という気もしますが、でも、こう振舞いたいよね、と思わされるエピソードが多々ありました。
そんなことを考えて読みながら、、普段知ることのできない金融・メガバンクの裏側や、金融行政の実態を垣間見ることもでき、楽しく読みをらせることができました。
それにして、この小説で。竹井平之助として登場する竹中平蔵、ボロクソ書かれています(笑)
まあ、彼に関して書かれていること、今となってはほとんで周知の事実なので、しかたがないとも言えますが。日本行政史上に残るデタラメぶりが明らかにされています。