あらすじ
※本書は小学館より配信されていた『マネーの拳』と漫画内容に変更はございません。ご購入の際はご注意ください。
井川の妨害などもあり渋谷店の売り上げが苦戦する中、なんとか新宿店開店へこぎつけるべく奔走するケンたち。一方、ケンと衝突し会社を飛び出した日高は、商売敵・井川の腹心である高野と街で偶然出会う。密かにケンへの憧れを抱く高野から、ケンのもとを離れるのはもったいないと忠告される日高だったが…。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
元プロボクサーの花岡。
Tシャツ専門店で攻勢をかける。
宿敵井川の妨害もあり、悩みは尽きぬばかり。
商売とは、会社とは、
1人でも多く雇用し、給料を払うこと。
株式公開へ動くのか?
Posted by ブクログ
ケンは言います。
あそこで彼を責めてこちらの条件で商売再開しても、利益はほんの一時のものだ。
それよりは困ってる相手をまず助ける。
恩を売る。それで立場が強くなる。モノがいえる。主導権を握れる。
そこからだ。あとはじっくり長い時間をかけて利益を取り続ければよい。
つまり、商売というのは心を売って金にかえるということだ。
ケンは自社の技術力を最大限活かせるTシャツを見つける。医療用の素材で、生地はいいけどTシャツにするのは難しい。ケンは、思考錯誤の末、遂に商品化に成功する。
そして今回は、この商品を、ターゲットを絞って売るべき人に売ることにする。ビジネスで流れを作るなら、ターゲットにすべきは、やはり流行に左右され易い若い女性しかない。しかも周りの人のファッションに敏感な彼女達なら、お客さんが街で着てくれればそれだけで宣伝効果は大きい。良いものは話題になる。
ケンの狙いどおり、新商品は当たった。しかも、井川が真似しようとしても、ノウハウがないからうまくいかない。価格競争で中国に勝つのは不可能。日本が中国に勝つためには技術力を磨き、ノウハウや特許を蓄積することが重要ということですね。
我慢した甲斐があって、ケンの会社は、Tシャツを買うならT−BOXというくらいまで成長した。ハンバーガーならマック、コーヒーならスタバといったように、TシャツならT−BOX。ここまでくれば、他店と同じレベルのものを出してさえいれば、T−BOXが勝つ。引き分けでも勝ちだ。
3年後、株式会社ハナオカは、海外にも進出する大会社に。ケンは、塚原の勧めもあり、上場を考えるようになる。この巻の最後では、株の初歩知識が学べます。