あらすじ
宮沢賢治の童話はその詩とともにきわめて特異なものである。「あなたのすきとおったほんとうのたべもの」になることを念じて書かれた心象的なこの童話の一つ一つは、故郷の土と、世界に対する絶えざる新鮮な驚きのなかから生まれたものである。どの一篇もそれぞれに不思議な魅力をたたえた傑作ぞろい。
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Posted by ブクログ
大人になって再び読んでみました。『蜘蛛となめくじと狸』と『注文の多い料理店』が印象に残りました。小さい頃は怖いなと思いながら読んでいましたが、今読むと、なんというか、少しぞくぞくしたのは私だけでしょうか。
Posted by ブクログ
短編集。有名な話が沢山入っている。中でも銀河鉄道では、表現がとても独特で、本当に銀河の中を鉄道が走っているように見えてくる。内容は新潮社と重なっている部分がある。
Posted by ブクログ
恥ずかしながら読んだことの無かった「銀河鉄道の夜」。
未完成で原稿用紙の無い部分もあるので、やや意味不明だったけど、他のに比べれば大分マシ。童話と言うより素敵な詩だと思えばかなり感動的であるし、信奉者の多いのも頷ける。
読みやすくて面白い「注文の多い料理店」「オツベルと象」「どんぐりとやまねこ」あたりはさすがに既読だったけど、当時を思い出して懐かしく読んだ。
「オツベルと象」は社会人になってから読むと唸るところがある。