あらすじ
青い光にうたれて気をうしなった千里たちは、どしゃぶりの雨の中で目ざめる。その日から、一人ひとりの身のまわりでおこる、ちょっとしたありえない事件の連続。なにがおきているのか? いったい、どうすればいいのか? そして、カラスの石像の上にフォーマルハウトが舞いおりたとき、驚くべき真実があかされる。
古くからの「不思議」が伝わる神社を舞台に、六人の子どもたちの活躍を描く長編エンターテイメントシリーズ第2巻。
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Posted by ブクログ
1巻の最初はぜんぜん面白くありませんでしたが、途中からちょっと惹かれてきて、2巻目読み終えました。
シリーズものでも、だいたい1巻ごとに話がまとまってるものが多い中、この作品は、どーんと最後までぶっとうしでいく心意気が見られました(笑)。そう思うと、登場人物それぞれの視点で描かれて、ぐるぐる立ち位置が変わりながら物語が進んでいくのも、まあ、いいかなと思いました。
小学生の子供たちが主人公ですが、安易に話が進んでいかないところも、ちょっと現実に寄り添ってて面白かったです。すぐに受け入れられないってのも、そりゃそうだよなーと思いつつ、それだと物語が進まないだろうなと思います。なので、そこら辺の葛藤は、割愛されるの多い中、ちゃんと大事にして視点をあてて書いてるってのもいいなと思いました。
後半、そこを含めて、最後に何をもってくるのかわくわくします。
Posted by ブクログ
いよいよ物語が進み始めた感じ。
6人がそれぞれに特殊能力を身につけ、その力を怖れたり、期待したり。
居なくなった星司のお母さん、なにかありますよね!
最後はどのように決着するのかなぁ
Posted by ブクログ
き、禁止ー、甥っ子に亡き(?)嫂の面影重ねるの禁止ー、ドキリとするのもー、と高まりましたが、基本児童文学なので、じっくりと進んでいく感覚が、自分の小学生時代と比較できて面白かったです。
丁寧でジェントルなお化けもよい。
表紙は下駄履き!ジャリん子チエか、と気に入りました。
Posted by ブクログ
【内容】光を浴びて気を失い、目覚めた6人にそれぞれ力が宿っていた。
千里はテレポーテーション、星司は動物と意思疎通が出来る、美音はテレパシー、数斗は記憶力が際限なく高まる、礼生は暗示で相手を意のままに操る、有沙は相手の能力を撥ねつける。
星司が助けた白いカラスのフォーマルハウトが、神社の鳥の像に近づくと、雪気(セッキ)という霊が乗り移り子どもたちに語りかける。
【感想】少しずつ、6人それぞれの性格にあわせた超能力が現れてくるが、子どもたちのそれぞれの戸惑いや力に対する好奇心が丁寧にかかれている。礼生だけが、能力を肯定的に捉え、喜んでいるが。