あらすじ
彼女の名前はレイニー。昔はソランジュという名前の邪神だったが、今はお弁当屋を営む人間だ。同居人のダリアは歌手を夢見ているが生まれつき人間が怖く苦労が尽きない。名前も持たない病の神はレイニーの神としての力を奪うことを渇望する。身寄りの無い少年はレイニーから大事なことを教えてもらう。どこか隙間がある者たちと共にレイニーは生きる。彼女の目的が叶う時まで。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
同じく積読解消。
主人公レイニーの過去とストーリーの本筋がゴリゴリと進んで行く。気持ちよくココロをエグって行く。
オマケの読み切り作品も面白かった。
Posted by ブクログ
謹慎中で弁当屋をやってる邪神の話。引き続き食事を通した交流をキーにしながら、現在と過去行ったり来たりしながら話が進む。かなり複雑なつくりの漫画に感じる。がっつり読むなら1巻も復習した方がよさそう。
全話を通してレイニーが失ったアイデンティティをどう取り戻すのか、あるいは誰が埋めるのかという話になりそうではあるが、そんな簡単にいくのかなという感じ。レイニーの顔がいつも同じだけに、ライラックに神ではないのだからと諭すシーンや、卵焼きをもらったときの嬉しそうな表情がやけに印象に残った。
情報量が丁度いいのか、波長が合うのかわからないが、全体的にやけに内容が染みる。とても好み。
心優しい邪神さん
邪神さんは人間が嫌いでそれ以上に愛おしい…それでいて人間が邪神さんを慕う気持ちが分からない。理屈じゃない…どんどん物語に引き込まれます。早く次が読みたくなります。
ギャグの中にシリアス、シリアスの中にさり気なくギャグを織り交ぜてくる、嫌味がなくて楽しく読めて楽しい
レイニーは神様だけど闇も深くて目が離せない
隙間を埋める
『癒されていたのは私だった』...いやー、深い。
元邪神のレイニーはお弁当屋さん。今回も色々なお弁当で人々を癒します。海苔やおにぎりが出てくるのは意外な世界だったので楽しかった。邪神ソランジュだった頃の姿を知る「名も無き」病の神、1巻でちょいと出たホームレスの少年、ルームメイトのダリアとの過酷など少しづつ明かされていくストーリー。
巻末のおまけもスゴく良かった。絵柄はとてもシンプルで美麗な感じは全くしないんだけど何だか読んでてホッとする。