【感想・ネタバレ】両手にトカレフのレビュー

あらすじ

14歳のミアは、図書館でカネコフミコの自伝と出合う。ミアは同級生の誰よりもフミコが近くに感じられる一方、学校では自分の重い現実を誰にも話せなかった。けれど、同級生のウィルにラップのリリックを書いてほしいと頼まれたことで、ミアは少しずつ変わり始める――。『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の著者が放つ、心揺さぶる物語。西加奈子氏、ヨシタケシンスケ氏、推薦!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

一気に読んだ。
ミアの話は、内面×外的環境どっちも変わらないと、その人に良い変化は訪れないよなと思った。
カネコフミコの話は、内面の変化にフォーカスされていたから、
カネコフミコがミアの内面に変化をもたらし、
レイチェルやゾーイ、ウィルが外的環境に影響をもたらしたということなのかな、と思った。

こで終わっちゃうんだ感があった。でもそのお陰で、何回も話を振り返って考える機会をもらった。

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2025年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

金子文子が死の淵で世界の僥倖に気づきを得て(劣悪な環境は何一つ変わらぬまま)生きる希望を持つことと、
ミアが寒さで凍てつく道端で保護されゾーイが家族になってチャーリーと引き離されずに済んだこととでは
救われ方の種類が違うな、と思った

弟(愛すべき、無条件に自分よりも弱い存在)を守るために生きて来たミアが、
リリックを手にしてラップを作り上げる仲間を得たことは、本の中で最も幸福な出来事だったのかなと思う

ミアがミア自身を生きるパートがもう少し見たかったなと思った

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2025年07月06日

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