あらすじ
クレヴァーナは公爵家の次女であった。
ただし家族からは疎まれ、十八歳の時に嫁いだ先でも上手くいかなかった。
嵌められた結果、離縁され彼女は隣国へと飛び立つことにした。
隣国の図書館で働き始めるクレヴァーナ。そこでは思いがけない出会いもあって――。
これは離縁されてから始まる、一人の女性の第二の人生の物語。
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匿名
理屈っぽい、重い
作中で、主人公は、悪評を流されていたのは自分が何も行動を起こさなかったからだと言っていますが、これだけ実家でも婚家でも酷い扱いを受けていたら、心がバキバキに折れるまでやられていたでしょうね。そこから隣国に行ったとしても、自分のために自分を証明するなんて事、考えられなかったのでは。人間、そんなに強くなれません。これが、まず引き離された娘のためというのなら別でしょうが。
とりあえず、理屈っぽく重く暗い文章で、主人公も頭が良いせいか、ぐるぐる考えていて、なかなか前に進まずで。かと思ったら、いきなり方針転換で。そしてその活躍も全体像が分からず。そんなに優秀だったら、誰かが片鱗でも覚えていた方が現実味があります。牢屋にいたわけでもなく、直接会った人もいるのに、全員が全員、噂のみ信じてたなんて異常すぎません?