【感想・ネタバレ】青嵐の旅人 下のレビュー

あらすじ

絶体絶命の親藩。その命運は、
二人のきょうだいが握っていた――

江戸幕府消滅。そして明治へ。
激動の時代を圧倒的スケールで描く
感動の歴史長編

藩士・大原観山の命で新選組の原田左之助を訪ねたヒスイと救吉は、旅の途上で、かつて山中で命を救った坂本龍馬と再会。その後、沖田総司ら新選組の隊士たち、長州の桂小五郎、高杉晋作ら新しい世を作らんと志す傑物たちと出会う。いっぽう、武士としての信念と現実の狭間で揺れる辰之進には、その心を試すように常に暗い"影"がつきまとう。情け容赦ない戦、愛する人の死、そして迎えた、故郷伊予松山最大の窮地......。激動の時代を愚直に生きる三人が見た希望の光とは!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

天童荒太の長編歴史小説。新聞連載小説なんだね。
その所為か、天童さんにしては凄くストレートに判りやすい。歴史上の人物と絡ませて話を進めていくのも上手い。
最初っから坂本龍馬が出てくるし、次から次へと歴史上の維新の志士が出てくる。ちょっとあざといとは思うけど。
全く維新の志士と絡まないのもツマラナイけど、これだけ絡むと却って嘘っぽい。だって長州藩オールスター揃い踏みだよね。しかもいい人ばっかり。山縣有朋みたいに暗いヤツは出て来ないし。でも面白かったよ。「竜馬が行く」を読んだ人は尚更。

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2025年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

伊予松山藩を舞台にした幕末時代小説。

下巻は池田屋事件から伊予松山藩が無くなるまで。
架空の主人公たちが活躍しすぎるのはお約束ですが、道後温泉ということで史実的にも多くの幕末の著名人が訪れているので歴史的にもありという感じです。
特に下巻は実際の事件や戦争に主人公たちが巻き込まれていきながらもきれいごとともいえる夢を追い続けるのが爽やかです。
ラストは夢を追い続けていく主人公たちのハッピーエンドという感じでした。

0
2025年11月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

伊予松山藩から見た幕末の風景状況が新鮮だった。幕府側、長州、薩摩藩側からの歴史とはまた一味違った視点。負け戦とわかっていても親藩のため抜け出せない悲劇。
戦のない世を望むヒスイと救吉二人のナイチンゲールのような姿勢が尊い。

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2025年01月21日

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