あらすじ
ハチベエたちが昔、「幽霊屋敷」と呼んでいた古い洋館が建て直された。館の主は、なんとロシアのロマノフ王朝の末裔だと名乗り、その遺産で花山駅前再建事業に融資したいと申し出てきた。資金集めに苦労していた市会議員ハチベエだが、あまりに怪しい話で、信用してよいものか。ハカセも交えて真偽のほどを確かめようとするが……。世界史の謎が楽しめ、親の死、子どもの結婚と、三人組それぞれの49歳も味わえる、シリーズ第10弾!
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Posted by ブクログ
小学生の時、全部ではないけれど何冊か読んだことのあるズッコケシリーズのその後を描いたシリーズ。
今回読んだのがたまたまそのとき読んだ巻の後日談が出てきて懐かしかった。
あと、その時のゲストキャラも意外な形で登場するなんて…まるで古い友達に久しぶりに再会したような感じでした。
Posted by ブクログ
今回はロマノフ朝とはまた大きく出ましたね、先輩! しかし、広島の町がとても懐かしく感じる先輩のシリーズです。次で終わりと云わず、老年三人組を新たに期待!
Posted by ブクログ
懐かしさにかられて。
ズッコケ三人組が40歳になった「ズッコケ中年三人組」シリーズ。本作では49歳に。
ハチベエは実家の八百屋をコンビニにして店長、そこから市議会議員に。ハカセは中学校の教師で6年2組のマドンナだった荒井陽子と結婚。モーちゃんは最初の会社が倒産して地元の工務店に再就職。と当時の三人組がリアルに今を生きている感じ。
話自体は特にオススメ、ってほどのもんでもないですが、彼らを読んで育った世代には何とも言えぬ感情が湧き上がってきます。
蛇足ですが一番好きだったのはこちらズッコケ株式会社ですかね。子供ながらにお金を稼ぐと言うことはどういうことなのかを教えてくれる傑作です。
実は半分くらいで止まってて、いつか全巻読みたいなぁと思ってます。
Posted by ブクログ
そう言えば、シリーズ続刊してたかしらと検索したら、残り2冊で完結していた。
ズッコケ三人組も49歳。はぁ。時の流れを感じます。
今作はとんでも案件がメインだったわけですが、何だかそちらは呆気なく収束してしまい肩透かしを食らった気分。だけれども、何やら最終巻への伏線ぽくもあるので、そちらに期待。
冠婚葬祭詰め込んでおります。
歳をとれば死も身近になってくる。そして新たな縁はなかなか増えなくなっていく中での我が子の結婚。初孫。
凝縮されています。
とんでも案件と、若者の口調以外はいつも通りリアルに描かれていました。著者の言いたいこともそこかしこに散りばめてあるし。何となく、コラムを読んでいるようなところがあります。
サクッと数時間で読める一冊。
ところで同名の人物が二人出てくるのって、前作までに触れられてましたっけ?何故同じ名前にしたんだろうか……気になる。
Posted by ブクログ
読み終わって 気になる箇所が 数件…次、最終回で 解決してくれるのかな!?
早く 読みたいような、読んだら 終っちゃうので さみしくて 読みたくないような…複雑な心境(^^;;
Posted by ブクログ
49歳になってまた年を重ねた。小学生の頃とは違うが、大人になったずっこけの登場人物が生活している状況を知るのは楽しい。次回の真相に期待!
小
学生の頃からでているなじみのキャラが亡くなるのは本当に寂しい。
Posted by ブクログ
毎年春になると、必ず読んできたのが、「ズッコケ中年三人組」シリーズ。子どもの頃から好きだった三人(ハチベエ、ハカセ、モーチャン)が、社会人になり、人の親になり、という変化に共感を持ちつつ、那須先生の変わらないストーリー展開。今回は、詐欺でも騒がれるヨーロッパ王族の末裔と多額の資産という話。過去の作品とリンクしながらも、家族と社会の生活と絡めて、時間の流れを感じる。
いよいよ、「熟年三人組」でラストになると書かれている後書き。読みたいような、読みたくないような複雑な気持ちに包まれました。
Posted by ブクログ
大人になってから読み始めたズッコケシリーズ。
初めて読んだのは中年三人組でした。
彼等の昔を知りたくて小学生時代の作品を読んだな。
どうして小学生のときに自分は読まなかったのかと少し後悔しました。
でもね、大人になってからでしたが読むことができて良かったと思うようにしたのです。
そんなズッコケシリーズも次回の熟年で最後みたいです。
終るのは悲しいですが最後まで楽しみにしています。