あらすじ
「そこにどれほどの幸福があったのか、私たち以外、誰にもわからない。」 時代をさかのぼり紐解かれていく桐子と百合子の姉妹の人生。 戦争孤児だった二人は正反対の道を選ぶこととなり、背中合わせに生きてきた。 辿り着いた先に「幸い」があると信じて――。 最注目の若手作家がおくる、温かな涙があふれる、感動の傑作!
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Posted by ブクログ
いわゆる心の柔らかい部分に触れてくるような本だった。
語り手が章ごとに入れ替わり全部で4人いるのかな。
時代は60年前から現代の話まで。
主に女性が共感する本だと思うけど、どの世代でもいけそう。
30代の著者がどんな課題感をもって描き始めた本なのかな?前から気になってた本だけど、
気軽に読み始めるのはNGだったかも。
私に沁みてきたのは主人公たちに
ぶつけられる思想や言葉が辛いよなってこと。
例えば百合子の義母やご近所の田口さんの視線。
ちゃっかり田口さんとは仲良くやっているから良いのかもだけど。
Posted by ブクログ
とっても良かった...
押し付けられた結婚でも、しっかりと愛があった百合子さんと洋次さんに涙止まらない...
孤独ではあれど、人を助け、人に頼られる桐子さんの生き方も素晴らしいし、お互い覚えていない頃にも千絵さんと重要な交流があった下りにも痺れたし、ずっと目に涙溜めながら読みました。
素晴らしい物語をありがとう...
Posted by ブクログ
ひっさびさに、表紙とタイトルに惹かれて。
前情報なんて何も入れずに、作者の菰野さんという方も知らずに読んだ。
とっても泣いた。
すごく魅力的なキャラクターばかり。
少しさみしいけれど、悲しくはない。不思議な話。
素敵なお話を、ありがとうございました。
Posted by ブクログ
二人の姉妹の幸せは、たどり着いたそこにはあったのか、それは想像していたものと同じだったのか。
それとも日々の生活の思わぬところで、もうすでに手に入れていたのか。
そしてその事な薄々勘づいていながらも、手に入れた時の景色を見なければ自分に対して収まりがつかなくなっていたのか。
とても深い内容だと思った