あらすじ
5歳で聖女と認定されたエステルは、朝から晩まで働かされる毎日に耐えていた。成長し聖女の力が強くなればもっと働かされると悟り、自分の力を隠すようになると「能無し」と言われる始末。「衣食住が確保されるなら」と我慢を重ねていたある日、なんと王太子の婚約者に選ばれる。ようやく辛い日々から抜け出せる…と思われたが、王太子は平民出身のエステルを散々罵った挙句、異界から来た聖女と結婚すると言い出し、邪魔になったエステルを「偽聖女」として処刑しようとする。
「やってられないわ 馬鹿馬鹿しい」
ついに我慢を爆発させたエステルは隠していた力を解放。
逃亡に成功し、自由を手に入れたはずだったけれど――?
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聖女モノ
1巻(話)お試しで読んで気に入って、発売されてる4話までイッキ読みしました。
母国で虐げられていたヒロイン聖女が、異世界転移して来た少女をきっかけに偽聖女扱いされ、処刑目前にして色々と吹っ切り本領発揮して逃げ出し、辿り着いた国で普通の幸せな生活を目指すというお話。
ただし困った人を見捨てられず、結局秒で聖女とバレてしまいます。
でもこの新たな国では50年前に聖女が亡くなってから聖女不在のため、大事にして貰えそうな予感がします。
話のテンポが良くサクサク進み、絵もキレイです。
早く続きが読みたいです。
ここからの挽回待ち
節目はいくつかあるのにその都度辛い事ばかりで、かなり可哀そうな生い立ちでした。いよいよとなって力を解放して去っていくのがカッコイイ。ここからどう好転するのか面白そうな始まりです。
エステル
ガルメディア王国の貧しい農家の末娘として生まれたエステルは5歳のときに聖女であることが判明したため、両親によってブーリエンヌ公爵に売られました。しかし力をつければつけるほどこき使われるため、あるときから成長が止まったふりをしました。彼女は王太子の婚約者とされましたが、異世界から聖女が現れたことをきっかけに婚約を破棄され、処刑されることになりました。馬鹿馬鹿しくなった彼女は隠していた力を解放し、飛び去って行きました。自由になった彼女は隣の大陸の港町に降り立ちましたが、お金を持っていないことに気づきました。いきなりピンチです。