あらすじ
往年の映画スター・久川芳子の没後三十年を記念して開催される回顧展で、彼女が愛用した着物が展示されることになった。監修協力を求められた八王子のリユース着物店「本庄の蔵」の査定担当者である琴子は、残された着物のうちの一枚、天蚕という野生の蚕からとれる糸で織られた萌黄色の紬の美しさに心を奪われ、引き寄せられるように着物に触れる。「着物に宿る記憶」を見ることができる琴子の前に現れた景色とは……? シリーズ第四巻!
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Posted by ブクログ
私も祖母、母から受け継いだ
着物が数枚ある。
そして年に数回、多くて月に一度、
着物を着る身としては、
着物の記憶を見てみたい気もする。
それと同時に怖い気もする。
今回もドキドキしながら
先が気になって、
どんどん読み進んでしまった。
次作も早く読みたいな。
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。
3作目ら話が続いているので、全作を読み終えてからがおすすめ。
今作は天蚕の紬が登場。天蚕というものを今まで知らなかったけど、野生の蚕の一種なのだそう。
萌黄色の輝くような糸は生糸の100倍以上のお値段で
繊維のダイヤモンドとも言われているらしい。
どんなものか見てみたくて、読み終えてからしばらくネットで画像検索してしまった。
知らない着物についての知識が得られるのも、この本の楽しいところ。
天蚕紬に宿る記憶は切ないけど、引き継がれてきた愛情がしっかり残っていて温かい。
琴子の出自のことも少しずつ動き出し…続きがとても気になる。
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。
着物という性質上、時代的に戦争のおはなしが絡みがちですが、今作はそこまで重い戦争描写が多くなく、現実ストーリーのほうが進んでさらに続きが読みたくなりました。