あらすじ
侯爵令嬢シャーロットは第一王子ハロルドの婚約者として努力を惜しまず、品行方正・清廉潔白に生きてきたはずだった。それなのになぜか、学院では「稀代の悪女」と噂されるようになり、転入生の男爵令嬢マリーアのことを皆がもてはやす。
果ては彼女への鞍替えを示唆するハロルドを前に、絶望したシャーロットはすべてをリセットする【記憶魔法】を使うことに。
『それでは皆様ごきげんよう。悪女のいない世界でどうぞお幸せに』
――数か月後。シャーロットの存在が消えたレノク王国中枢部では政務が回らない、王子の婚約者が決まらない……「どうしてこうなった?」と誰もが首をかしげる事態に。一方、魔法の代償として自身の名前以外の記憶を失い、平民となったシャーロットは新天地でのびのびと第二の人生を歩み幸せになっていく。
これは、頑張った人が報われる世界で心優しい貴族令嬢が幸せをつかむ物語。
感情タグBEST3
安心して次が待てる
あとがきにありましたが、続きます。でも、切りの良い所で終わってるのであせることなく次を待てます。
悪役令嬢に仕立て上げられた彼女は、思惑通りには退場しない。彼女の存在という記憶ごといなくなったらどうなったか、まさに“ざまあ”である。彼女が幸せになった結末が見えての待ちなので、次巻が楽しみです。
続き物でした。
全部読み終わって、ちょっと物足りないかな?と思って後書き読んだら続きものでした!気付かなかった!(ナンバリングしてよね)
設定が面白い、記憶魔法、全ての人からヒロインの記憶を末梢する魔法。でもそこはかとなく残り香のように感情を刺激する。
隣国と鏡の魔女の思惑から脱した模様? これからどのようにお話が転がって行くのか予測不能、楽しみです。
何もかも忘れてしまう魔法。
本人自身も。
そして、本人が幸せになれるって、良かったね。
王太子も、側近も、男爵令嬢も、伯爵令嬢も、皆んなシャーロットに関わった人達は、一生、喉に小骨の刺さったような状態で生きていく。
こんなざまあザマあもあるんだ。
悪女というスパイスが無ければ、恋心も冷めていくんだ。
平凡なヒロインが王子様や周囲からの好感度が上がるのは悪役令嬢がいたから。その存在がなければただの平凡な女の子。それを知らしめた1冊でした。よくあるざまぁはないけれど、主人公はちゃんと自分を貶めた人たちに復讐しました。
設定が
複数層ある感じの設定ですが...そこに意味はあるのかどうか?完結してないのでわかりません。
シャーロットの周りにいた一人一人の目線から、記憶魔法が行使される前後が綴られるんだけど、ちょっと長くて、読み飛ばしたくなってしまいました。
ようやく本人目線になったけど、魔法を行使するまでがまた長い。最後、やっと"その後"の話になり、良かったね、と思える展開でした。
着想自体は新しくてなるほどなぁ、と思うけど、表現方法としてはもうちょっと...?
続く?
ざまぁはざまぁでも自分の記憶ごと消し去るなんて、すごい!
それまで耐え続けたシャーロットもすごいけど…記憶がないから、後悔さえもできず、うまく行かなくなっていくっていう罰…
それぞれのキャラ目線で話が進むので、さくさくと読めます。
あとがきを見ると次の巻も出るのよね…多分
アレクとか鏡の魔女とか中途半端だしね
読み切りじゃなかったのは残念かなぁ
匿名
新鮮な切り口
今まで、婚約破棄やザマァなお話をいろいろ読んできましたが、このお話はとても斬新です。本当に愚かな人間に囲まれて、自分の居場所を失ったシャーロット。今度こそ幸せになってほしい。でも、よくわからない存在、鏡の魔女。なんか不気味です。それにしても彼女の父親。結局娘に護られて。嫌な奴です。