あらすじ
「もう止まれない。それは分かっているな?」――ソフェス王国の第三王女・フランチェスカはその夜、心臓が飛び出そうなほど緊張していた。だって今日は政略結婚で夫となった次期辺境伯、ラッセルとの初めての夜! 恐る恐る、自分の倍はありそうな体躯と鍛え上げられた筋肉でガチムチな彼に声をかけたのに、なぜか彼は手を出してこない。子作りが必須なはずなのに、以降もラッセルは粛々と執務に励みまったく触れてこない。しびれを切らしたフランはスケスケな勝負服を纏い凶器的な胸を携え、『夜這い』を決行するのだが――「散々煽ってくれたのは、そちらだからな」と一転、抑えていた劣情が溢れたラッセルに抱きつぶされて……!?
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匿名
自分の立場に覚悟と強い責任感を持ってる女子が大好きです。
ヒロインの覚悟に対して、前半の逃げ回るヒーローにはもどかしさを感じますが、平民出身ということを考えれば仕方ないかなと思える部分もあり、2人が結ばれるまでのもだもだを楽しむ前半から一転して、後半はまさかの魔獣退治。
ここでもヒロインの賢さと芯の強さが遺憾無く発揮され、まさかの展開ながら読み応えがありました。
楽しかったです。
王女様大活躍
頭の良い王女様はたまに居ますが、ここまで活躍する王女様は珍しいですね。壊滅的に社交は向いておらず、王都で王女としてはあまり活躍できなかった分、辺境に嫁いでからの大活躍は読んでてとてもスカッとしました。ヒーローも最初は凄く腰が引けてて…ヒロインの巨乳で我慢できるのはすごい。
子供の話とか読みたかった!そこが少し残念。
胸キュン!
政略結婚で結婚した2人がどんどん距離が近くなっていって徐々に惹かれていく描写が丁寧できゅんきゅんできて最高でした!もう少し2人での仲良くなっていく過程を細かく見てみたかった気もするのですがそれはそれで展開が早く読み進められるのでよかったです。我慢している伯爵の理性をぶち壊すところも面白かったです!
ほのぼの
素敵な作品でした。
算術が好きなヒロインがなんとも健気で気持ちいいほどすっとぼけていて魅力的。
箱入り娘かと思いきや、独自の観点で突き進んでいく信念も持っています。
ほのぼのとしてるけど、読んでいて心地よかったです。
義父の辺境伯も素敵なおじさまでした。