あらすじ
何者かの呪詛により眠りから覚めない紅子。善福書店の店主、二ツ頭善二が紅子のかわりに銭天堂を切り盛りすることになるのだが……。
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Posted by ブクログ
新刊発売と同時に買いに本屋へ走る。
(入学式だったので娘と一緒に)
紅子さんはやはりすごいなと感じる内容。
善二のキャラクターが令和っぽい。
善人なんだけど なんだかモヤモヤすることも。
善意は必ずしも人を幸せにするわけではないし
誰にも幸せになってほしいと思うのはわかるけれど
それを理想論であると分かった上でやるのと
そうでなくて突っ走ってしまうのとは違う。
優しさと傲慢は紙一重。
いっそ禍一のように呪術師だからで割り切る方が味方にしやすいかも。
銭天堂の商品は、裏表があって
うまく使いこなせばいい
使いこなせなかったら それはそれ。
って人生のスパイスを教えてる。
人生は甘い砂糖菓子ではないしさ。
Posted by ブクログ
前回、呪詛を受け深い眠りについた紅子さん。「善福書店」の店主の二ツ頭善二は双子の兄禍一のせいだと思いこみ、責任を感じ銭天堂の臨時店主に名乗りを上げる。金色の招き猫達の信頼を得るため、一生懸命に店主としての責任を果たそうとするが。善意の人善二、善二とは相反する性格の禍一。果たして二ツ頭兄弟は敵なのか味方なのか。そしてさらなる災難が銭天堂に降りかかる。紅子さんに呪詛を仕掛けたのは誰なのか。謎が謎を呼び新たな展開が。次巻が待ち遠しい。