あらすじ
飲んだくれの農場主ジョーンズを追い出した動物たちは、すべての動物は平等という理想を実現した「動物農場」を設立したが、指導者であるブタは手に入れた特権を徐々に拡大していき……。権力構造に対する痛烈な批判を寓話形式で描いた風刺文学の名作。『一九八四年』と並ぶオーウェルもう一つの代表作、新訳版
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
同じジョージ・オーウェルの『1984年』を読んで直ぐこの本も読んだ。
どちらも同じ20世紀半ば頃のソ連、スターリンの圧政、恐怖、独裁政治の時代を題材にしている。
動物農場は、より分かりやすくて短くてすぐ読める。
1984年は、より現実味があり、絶望感が濃いなと感じました。
現在日本でも政治や世界情勢への関心が強まったと感じています。
これらの本を読み、更に調べ考えて、
私達は常に目を開き『豚』が少しでも間違ったら何かしらの手を打たなければなりません。
私達は『頭の悪い羊』『間違っていても全力な馬』『不干渉なロバ』になってはいけません。
Posted by ブクログ
知識を持つというのは、尊いことであると同時に、恐ろしいことでもあるのだとこの本を読んで思った。知識を他者のために使うか、他者を傷付け自己利益のために使うかはそれぞれの自由だが、知識に対抗するのはきっと知識しかない。9章以降のブタたちがあまりに酷くて、ナポレオンより賢くて優しい動物が1頭でもいたらなぁ泣…と考えてしまった。
Posted by ブクログ
すごくわかりやすいおとぎばなしでありながら、権力構造への痛烈な批判が描かれていた。
本編の後ろに序文や訳者によるあとがきがあり、作品が描かれた背景を学ぶことができた。
指導者側の都合の良いように丸め込まれてしまったり、違和感を抱きつつも行動はせずに搾取されていく動物たちのようにはなりたくないと思った。まずは社会を見通し、意見を持てるよう、学ぶことから始めたい。
Posted by ブクログ
オーウェルは社会主義者であり、社会主義を歪曲するスターリンを批判した。
一方、疑問を抱きながらも状況を甘んじる支配下の人々のことも批判した。
疑問を声に出すことが、私たちにできる最善ではないか。今はSNSで世界に声を発信できる。自分の意見を言う勇気が1番大切だ。
Posted by ブクログ
とても薄いのであっという間に読み終わるだろうと思っていたら、いやいや、倍以上あるページ数の小説を読むのと同じかそれ以上に時間がかかってしまったことにまず驚いた。易しい文章なのに怖くて怖くて。こうなっているけれど実はこうで、みたいなことがない。
考えることをやめてはいけないと思った。分からなくても、知ろうとすることをやめないことが大切。
Posted by ブクログ
いかにして独裁が成立するのか。ソ連の歴史を動物たちに託した作品で、読みやすくも残酷で非常に面白い。ただあまりソ連史に詳しくない自分としては、ナポレオンがレーニンで、スノーボールがトロツキー、犬が秘密警察?くらいしか分からず、後半では権力の地盤を固めたナポレオンら豚たちが毎回同じやり方で自分勝手をしていくものだから、少し飽きてしまった。それぞれが何を風刺しているのか分かるだけの知識があればもっと面白かったに違いない。とはいえナポレオンがスノーボールを追放するまではとにかく面白かったし、皮肉なラストも好き。