あらすじ
どうしようもなく切なくて、泣ける。元看護師が贈る、命の物語
『ナースの卯月に視えるもの』待望のシリーズ第二弾!
~大切な人が病に侵されたとき、あなたならどうしますか?~
どうしようもなく切なくて、涙がこみ上げる。元看護師が贈る、命の物語。
☆あらすじ☆
看護師・卯月咲笑には患者が死を意識した時に現れる「思い残し」が視える。ある日、皆の頼りになるリーダーである看護師長の背後に浮かぶ男性の姿を視た卯月は動揺する。さらに、母にパーキンソン病が発覚し……。大切な人が病気になった時、看護師として、人として、何を思うのか。命の尊さを見つめる感動のシリーズ第二弾
\現役看護師、看護教諭からも感涙の声!/
「涙と鼻水があふれて大変でした。読後は、大好きな看護師の仕事を頑張ろう!と晴れやかな気持ちになりました。」(看護大学教諭Yさん)
「切なすぎて号泣しまくりました。ナースなら共感するエピソードがたくさん詰まっていて、夢中で読みました。ドラマ化希望!まじで!」(看護師Oさん)
「自分の看護のやり方に悩んでいる時、この本を読みました。卯月たちの姿にとても励まされ、救われました。この小説を書いてくれて、本当にありがとうございます。」(看護師Iさん)
「昼休みの休憩室で泣きながら読みました。看護における大切なことを思い出させてくれる、心にじーんとくる作品。病棟の描写が秀逸で、私も働いているような気持ちになりました。」(看護師Sさん)
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
シリーズ2巻は新たな後輩達が加わり、先輩の思い残しや母の病気、今回の方が医療小説として深い印象です。
総合病院の看護師、医療従事者となるとやはり異動や別れが多いようで、新たな後輩達が隙間を埋めてくれます。
個人的に3章の、とある患者の座右の銘が胸に響きました。
Posted by ブクログ
ナースの卯月シリーズ2作目!
面白いし、リアリティがすごいです。看護師さんを始めとして、他の医療スタッフ、そして家族がチームになって患者さん一人ひとりに寄り添っている姿に心を打たれます。前作でも思ったのですが、物語後半になっていくにつれて、どんどん涙腺が崩壊していくんですよね。なぜでしょう?(笑)物語のボリュームのかけ方も計算されているとしたら、とても凄いです。
看護のことや介護や福祉など、なかなか分からないことを、読者に分かりやすく掘り下げて展開しているので、やっぱり教科書になってほしい!それと映像化!とにかく色んな方に触れてほしい作品です。
今回卯月が初めて「思い残し」のことを他者に話してますね。1作目から辿っていくと、卯月の「思い残し」との向き合い方に良い意味で変化がでている印象を受けました。周りの看護師さんたちも成長していますが、もちろん卯月自身の成長も見ることができます。
猫のアンちゃんめっちゃかわいい!よく見ると、表紙にもちゃんと登場しているんですね。猫好きじゃないと分からないような描写もありますよね。著者の猫好きが伝わってきます。
Posted by ブクログ
☆4
シリーズ第2弾
前作から少し時間が経過し、8年目を迎えた主人公の卯月。
看護師の仕事をパートに変えて、専門看護師の資格を取得するために大学院に通っている。
大学院で親しくなった友人・晴菜に「思い残し」が視えることを相談したり、卯月に思いを寄せる男性(橘さん)が現れたり…とこれからが気になる展開だったので、第3弾も期待して待っていたいと思います❁⃘*.゚
今回の表紙に卯月と一緒に猫が描かれていたので、猫ちゃんが登場するお話があるのかなぁと思っていたら…まさかの卯月が飼うことに!
この猫のアンちゃんがとっても可愛いので、引き続き登場してもらいたいです♡
〈印象に残った言葉〉
*医療はご家族を含めたチーム。
*患者さんにはもちろんご家族にも寄り添える看護師になろう。
*体も心も、なるべく良い状態でふたたび人生のスタート地点に立つ…。それをお手伝いするのが、私たちの仕事。
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾なのだが、前作と変わってミステリ色はあまりない。また、卯月に視える「思い残し」は、患者が死を意識した時に現れるのだが、今作では必ずしも死ぬことまでを意識はしていないが、大きな不安を抱えた患者にも現れている。死にそうな人の話ばかりでは、読者が辛くなるからだろうか。
しかし、幼い娘を持つ若い母親のエピソードは、涙なしには読むことができなかった。どこかで聞いたような話だと思ったら、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のアンと母親のエピソードと同じなのだ。アニメ版では確か第10話で、神回といわれるエピソードだ。そう言えば、卯月が飼うことになったネコの名前もアンだ。
前作から2年ほどたち、卯月は専門看護師を目指し大学院に通っている。新たに卯月に好意を寄せる男性も現れ、このシリーズはもう少し続きそう。
Posted by ブクログ
1冊目より、思い残しへの対応方法が変わっている。
まあ、それは、新しくできた友人の助言があったからこそ。なのかもしれないが。
1冊目を読んでしばらく間が空いていたので、見えるのが「思い残し」であることを忘れていて、「おばけ」かと思ってヒッ。。。と最初思った(笑)
でも、すぐに思い出したので大丈夫。
今回、卯月のお母さんが病気になる。
その時、冷静な対応ができなくなる卯月。
読みながら、「わかるよ、わかる。元気のないお母さんなんて認めたくないよね。、よしよし。。。」と、心の中で軽く傾聴しながら読んでた。
家族の中にいる病人。という形は、家族もまた患者である。
それをリアルに書きしめられていてよかった。
でも。。泣くまでは至らないんだけどね。