あらすじ
京の花街での酒宴中に、キリシタンの襲撃を受けた愛之助と鯖之介、花炎組の面々。
局長の権堂、蜂麻呂が重傷を負い、血まなこで襲撃者を追う隊士たち。
一方、朱雀は人を使い、反幕府派公家の重鎮・烏丸中将を襲撃するのだが……。
そのさなか、愛之助たちは朝廷の陰陽頭・賀茂義法の屋敷に招かれた。
しかし、そこには煬帝の姿が――!?
文庫書き下ろし
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Posted by ブクログ
富樫倫太郎『ちぎれ雲 六 禁色の剣』中公文庫。
大身旗本の次男坊に生まれ、『猪母真羅』持ちの美丈夫にして放蕩三昧の暮らしを送る、放念無慚流の達人、麗門愛之助を主人公にした時代小説シリーズの第六巻。今回も文庫書き下ろし。
倒幕を狙う煬帝とキリシタン、公家の重鎮である烏丸中将に対して、世の中の安寧のために目を光らす花炎組の対立。さらには邪教の真言立川流まで入り乱れての騙し合いと策略の渦巻が巻き起こる。
今回は麗門愛之助と天河鯖乃介の立ち回りは無く、物足りなさを感じる。
京の花街にある牡丹屋での酒宴中にキリシタンのジュリア志乃と信蔵の襲撃を受けた、警察組織・花炎組の面々と麗門愛之助、天河鯖之介。その襲撃により花炎組局長の権堂勇之助と愛之助の護衛を務めていた蜂麻呂が重傷を負い、牡丹屋に火を放ち、逃亡した襲撃者を追う花炎組の隊士たち。
一方、京都所司代の牧野貞通の命を受けた朱雀はごろつき4人を集め、反幕府派の重鎮である烏丸中将を襲撃するのだが、4人とも中将の剣により、返り討ちにされる。
その最中、愛之助と鯖之介は朝廷の陰陽寮の頭である賀茂義法の屋敷に招かれ、倒幕を目論む愛之助の兄である煬帝と対峙する。
その背後で密かにキリシタンの天草四郎は煬帝を仲間に引き入れ、倒幕のために所司代を攻め落すための策略を練る。
本体価格840円
★★★★