あらすじ
ある日突然、神子として異世界に召喚されたユーマ。しかし、神子の儀式とは「セックスで神力を分け与える」という過酷なものだった。神殿の奥深くに閉じ込められ、権力者の男たちに身体を貪られる日々。いつしか死だけを望むようになったユーマの元に、神子付きの新人守護騎士として、やや強面なセルジュがやってくる。深く傷ついたユーマを見たセルジュは、なんと神子を神殿から連れ出すという禁忌を犯す――。「相手が誰であろうとも、貴方を傷つけさせはしない」一途な護衛騎士が不遇の神子に捧げる温かな愛。
※こちらは単話1~7話のセット版です。重複購入にご注意ください。
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理不尽な巻き込まれ異世界召喚だった上に、神子として召喚された初っぱなの右も左もわからない状況から年余にわたるPTSD必至の生活環境を強要された主人公ユーマが悲惨と言うも憚られる前半。(早口一気)
これは…心が痛むなんてもんじゃないです……このままじゃないはず…と涙を堪えて読み進めました。
神子付きの守護騎士に新人のセルジュが入ってきて状況が好転。
「お人好し」セルジュの穏やかで細やかな無私の献身に、ユーマの深く傷ついている心身がゆっくり回復していくさまにじんわり暖かくなります。
最初突き落とされる谷が深い分、引き上げられる心強さ、安心感は格別です!
匿名
一気読み
ユーマの背負った不幸が予想以上で救いがなかったけど、セルジュの温かさがそれを上回っていて、もうずっと幸せでいてほしい!
神殿を抜け出す過程がハラハラしてかなり惹き込まれました!
不遇が予想以上だけど
理不尽に連れられてきた異世界で、神子とは名ばかりの全く救いの無い酷い仕打ちが数年もの間続く。
マジでタイトルに偽りなし。あまりにも主人公ユーマが不遇過ぎて物語の始まりは読むのが辛かった。
早く誰か助けてあげてと願い、ユーマが幸せになるまで見届けなければと読み続けて、神子付きの守護騎士セルジュが登場で変わっていく状況に本当に良かったと嬉しさで泣きそうになった。
セルジュの穏やかで細やかな優しい献身によって、傷ついた心身がゆっくり癒やされていくユーマ。お互いを想い合い、支え合いながらか互いを幸せにしあう関係になっていく2人が素敵で、辛いけど何度も読みたくなる作品でした。
かえりたい
「かえりたい」の行き着く先に救われました。
初めは本当にかわいそう過ぎて、どうしようかと思うくらいだったのですが、セルジュが出てきてから、まさに毛布に包まれる温かさ!お人好しすぎる優しい騎士、時々泣き虫なところもすごく好みです。神子様ユーマもちゃんと自分の気持ちに気づいて向き合えるところがいいです。
無邪気なミーシャも可愛い!副団長さんとセルジュは再会したのかなー?
本編も大満足だったけれど、さらに番外編が!必読です!
神子だけど
主人公は神子と騎士だけど、神子らしい奇跡や魔法を駆使し、騎士と協力して敵と激しく戦う場面はなかったので、設定から中世の騎士物みたいな冒険譚を予想してたので、個人的に物足りなさがありましたが、不遇の受けと強くて世話焼きな攻めのcupは好きなので、まあ、いいかなと。