あらすじ
夏祭りの夜、ついに計画を実行した春日(かすが)と仲村(なかむら)。“向こう側”へ行くため、最後の舞台に立った二人だが、寸前で失敗に終わってしまう――。時は経ち、新たな町で、新たな友人に囲まれ、春日は高校生活を送っていた。消息を絶った仲村の影を追い、抜け殻のように過ごす毎日。そんな春日の前に現れたのは……!? 新章「高校生篇」突入!!
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Posted by ブクログ
新シリーズ突入。
常磐さん…!
本好きならこれは確実にノックアウトされる
そんな素敵ヒロイン…!
あんな女子がいたらそれはもう、仕方ないよ。
これは恋だよ、春日君。
追記:佐伯さんいい笑顔です…!
中学時代よりも好きです。
Posted by ブクログ
今回もまた面白かった! 常磐さんが最初に出てきた時はどうだかな~と思ったけど、実は読書マニアだとわかったところのギャップにヤラれました。そして消えた仲村さんがまたいつか再登場することを信じています!
Posted by ブクログ
中学生編が激動のラストを迎えた。周囲の人間の愚鈍さに辟易し”クソムシ”と吐き捨て、”あの山の向こう側”に真実を求め、自分の街を離れようとした。しかし、”クソムシ”だったのは自分自身であり、真実などどこにもなかったと、二人は公開自殺を試みるのであった。その魂の叫びは生々しく聴衆、そして読者の心に入り込む。そう、我々も、クソムシだ。
Posted by ブクログ
まさか続くとは。
しかし仲村さんはいわばファンタジックな存在だった。
むしろリアルな感触をもっているのは今回登場した常盤さん。
学校内のピラミッドの上に位置しながらも、読書好き。
しかも筒井康隆はほとんど読んでいて中井英夫の路線もわかって御手洗ものが好きで高野文子と大島弓子と風と木の詩が好きで小説も書いている!!!!!!!
でもでも島田荘司好きなら古本屋で占星術殺人事件を手に取っているのはおかしい!
でもいい!!
いや。熱くなりすぎた。
リアルなのではなくて、私の理想の女の子なのでした。単に。
好きになってしまった。
彼女に強く熱く迫ってしまう春日くんの気持ちがわかる。と
いうよりかつての私。
好きな子に岸田秀を勧め中上とガルシア=マルケスの話を滔々と続けた私だ!
Posted by ブクログ
仲村さんとの焼身心中が失敗に終わって、あらたな場所で、常磐さん編がはじまる。そこでは長らく本と離れていた春日が本との再会も果たす。それが島田荘司だというのが、高校生らしさか。
Posted by ブクログ
この狭い世界の違和感ってやつを、過剰な自意識と劣等感を混ぜ合わせた過激な手段で表現してみた春日と仲村さん。
熱狂は一瞬。日常に連れ戻されてしまいました。
高校生編でも心が病みがちな春日ですが、十代ならまだ純粋さゆえと言い訳出来ますね。
大人になってそれは困りますが。
クソムシな自分を笑って許せるようになるまで物語は続くのでしょうか?
Posted by ブクログ
8巻まで読んだんだけど、特に印象深かった7巻について。
1巻から続く中学編の最後と、新章となる高校生編の始まりなんだけど、中学生編のラストは衝撃的。
閉塞的な田舎町でねじれた思春期の男女が持つ思いを吐き出す夏祭りのシーンは鳥肌が立った。
(引用しようかと思ったけど文字数オーバーで入りませんでした・・)
好きかどうかといわれるとあんまり好きじゃないんだけど、興味深いかと言われればとっても興味深い作品だ。
Posted by ブクログ
春日と仲村が立てた夏祭りの計画は、やぐらの上で焼身自殺をすることだった。しかし、その計画は寸前で阻止されてしまう。
その町を離れ、抜け殻のようになった春日は、本を全く読まなくなっていた。そこに別のクラスの常磐という女の子が登場し、春日の読書熱を再燃させる。