あらすじ
京都の、とある路地に集う職人たち。布小物、キャンドル作家、美容師……さまざまな職があるように、恋の形も千差万別。実る恋もあれば届かない想いもある――。「つくる人」たちが織り成す、ほっこりあたたかく、時に切ない恋愛連作集、堂々の完結巻。手作り本工房・小春(こはる)、銀細工職人・光生(みつお)、花屋一松(いっしょう)、椿(つばき)靴工房の続編を収録。
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Posted by ブクログ
職人が集まった長屋が舞台の連作短編ラブストーリー。
どのお話もきゅんとしたり切なかったり…とてもよかった。
キャラもみんな魅力的でみんな大好き!
お話も全部よくてどのお話も好き!
Posted by ブクログ
4巻で完結してしまいました……、残念。
花屋さんの恋が実ると良かったのに。世の中どうにもならないこともあるんだ、とちょっと切ない。でもきっと今後いい恋に出会うんじゃないのかな、とも思ったり。
靴工房の梓ちゃんのデートがかわいい。中学生の恋はかわいい。いいな。
そして、本工房の小春さんの恋が決着ついて、こちらも良かった。
4巻かけていろんな恋物語を楽しめました。
京都にモデルとなる路地があるそうですね。いつか行ってみたいな。
Posted by ブクログ
京都の名物長屋で手作りでものを作る人達の恋愛話連作集。
4巻の帯は有川浩さん。国防恋愛シリーズはちょっと通じるものがあるかもしれないですねえ。
個人的には、連作の中に、始まったり始まりが見えた恋の続きが出てくるのが良かった。
最終巻となる4巻では、全話その回収になるようで、新規は1作だけ。
これはこれで、後の回収があってもよさそうなだけに、ここで終わりはちょっと惜しまれる。
今回好きだったのは、靴屋さんの話と、本屋さんの話。本屋さんは異例の3作めかな。
モノづくりする男はどこか粘着質なのか、女性作家だけに好みが違うのか、だが、この人のかく男性にはそれほど惹かれないのだが、女性は可愛い。
ものを通じて前に出てくる動きや考えが、とても愛しい。
移り気な女より、物好きな女のほうが良いよなあ、とか、勝手に思う。