【感想・ネタバレ】路地恋花(3)のレビュー

あらすじ

恋も仕事も、かけた想いのぶん、輝くんだ。--路地で美容室を開業した慎吾(しんご)。ある日、結婚式当日の幼なじみ・美姫(みき)が、ウェディングドレス姿で現れる。わがままで気まぐれな腐れ縁の幼なじみの注文とは……。手作り本工房・小春と十和田の続編も収録!京都の長屋で職人たちが織り成す、あたたかく、切ない恋愛連作漫画。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

友達から「新刊が出た!」というメールをもらって早速本屋さんに行ってきました。

京都の長屋を舞台にしたお話。←この設定からしてあたしはグッときます!!!
そこの住人たちは何かしらの手に職を持ったというか・・・何かを作る人達で。
その住人さんたちを主人公にしたオムニバス形式のお話です。
毎回主人公が違うから1巻から読まなくてもすんなり読めると思います。

手に職を持った住人さんが主人公ということで毎回その方の職業にまつわる話がこれまたおもしろい!
というかそれをメインに1回読んで、恋愛ものとして1回読んで~なんてこともあたしはしています。

今回1番気になったのはヨーロッパの製本文化について。
要は簡単に綴じた本を書店で買って、それを好みのデザインで装丁してくれる工房があるらしくって・・・!
全部の本をそんなふうにしてもらうのなんてそれはよっぽど裕福な人じゃないとできないけれど、これぞ!っていう1冊だけでもしてもらいたい。いつか。

本編が終わった後のおまけも手が込んでてというか個人的にはかなりツボな感じで。
意外に嫉妬深いな・・・とかラブラブねぇ・・・とかその後の余韻を持たせつつ、次を想像させてくれるんだもん!!!
楽しすぎる!!!!!

激しい恋愛とか、どきどきするような!って感じのストーリーではないんだけど、ほっこりするというかしみじみ「いいなぁ・・・」って思わせてくれるそんな本です。
大人に読んで欲しいというか大人だからこそ楽しめるんじゃないかな?

男の人は大人になってもジャンプ読み続ける人多いじゃないですか。
その影響であたしも少年漫画はそれなりに読んでるけど、少女マンガってほっとんど読んでない。
そんな最近少女マンガ読んでないねぇって方にこそ読んで欲しい。



ちょっとテイストは違うけれど、地元にも古い建物を大事にして再活用しているところがあります。
冷泉荘っていうんですが・・・。
地元の雑誌や新聞とかにけっこう取り上げられていて、あたし自身はまだ行ったことありませんが、近いうちにぜひ行ってみたいスポットの1つです。

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2011年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「この体まるっと お母さんの形見やなあ。大事にせな」
という、靴屋さんのお話が好きだった。

出てくる手作り品がどれも素敵すぎる。
恋花だけれど、むしろ恋はいいスパイスで。

出てくる手作り品と同じように、この漫画は、
読めば読むほど味が出てくる。
これまでずいぶんたくさんのお店が出てきたけれど、
長屋は一体、いくつあるんだろう。
いつまでもずっと、このひとたちの優しい物語と続くといいなぁ。

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京都にある「あじき路地」をモデルにしているんですね。
なんと、知らなかったなんて迂闊!
昔ながらの京の長屋、大家さんの名前をとった長屋の名前、ものづくりの若者。
これは、一度是非行ってみないといけませんねー。

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2011年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3巻では1巻から登場している製本職人、美容師、靴職人、大家さんらが中心。

 みんな大人のはずなんだけど、まだ修行中で悩みながら物語りは進んでいきます。将来への不安や、幼馴染の結婚、お客を好きになってしまったり、などなど、京都の町らしい話題も含めながら語られますので、そちらも魅力です。

 一押しは大家さんの話。おばあさんになってもかわいらしいです。
あと、シリーズでは1巻、2巻に登場した井沢皐月とナオミの話が好きです。年の差がありますけど、年下のナオミにやられてしまってる皐月の姿がたまらない。

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2011年09月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1篇1篇押し花の様な綺麗で可愛いお話。新しい店子さんも続々、古参の店子さんも登場。大家さんも可愛い。美容師さんのお話と製本屋さんのお話がお気に。やむおちも面白い。

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2011年09月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どの話も良かった。
切ないのもいいけど、
ちゃんとやりたいことやれてる大家さんにホッとしたり。
なんだかんだと親子に懐かれてる靴屋さんとかいい!

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2012年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1・2巻ほどの新鮮な感動はなかったかなあと。
大家さんの話は、時期的に満を持して・なのかもしれないけど個人的にはついにきちゃったかー的な感じで。
この手のオムニバス形式は、形を守るのも破るのも難しいですよね。

でも「セビリア」はすごく好き。幼馴染同士の淡い恋なのに、静かな激しさもあって引き込まれた。美容師の男の子かわゆい。

あと靴屋さんのお話も共感。いいお話だった。一巻の綴じ本屋さんがまた出てきて個人的には嬉しかったのと早く十和田さんとくっつけーーー
大家さんのお話もなんだかんだすきです。年月経たからこそのお話素敵でした。

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2012年04月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

待ちに待った第3巻。
本作はある路地の長屋でお店を開く若手クリエイターの恋話がオムニバス調で展開していきます。

靴屋と美容師の話を期待してたら、大家さんがメインな感じ。
1,2巻を読んで漠然と大家さんは顔すら出ないキャラだと想像していたので、驚きでしたよ。
しかしお母さん、強ぇなぁ。芯のある女性は、カッコ良く、美しいものです。

この巻の最後、「これ最終回?」とか思っちゃいました。同じ誤解した人、他にもいるんじゃないかなぁ。
次巻予告があって安心した。次も楽しみです。

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2011年09月07日

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