【感想・ネタバレ】〈本の姫〉は謳う 3のレビュー

あらすじ

2024年本屋大賞ノミネート『レーエンデ国物語』多崎礼の原点!
私が滅ぼしたーーなぜ。 どうして。

手つかずの自然が残る最後の聖地・カネレクラビス。ツァドキエルとの激闘を制し、セラは記憶と声を取り戻した。そして、自らが歌姫であることを思い出したのであった。〈本の姫〉とアンガスらはセラの無事を知らせるため、彼女の故郷であるカネレクラビスを訪れるが、そこでも文字による災いが起きておりーー。一方、〈本の姫〉は文字を回収する度に蘇る記憶に悩まされていた。「私は何者なのだろう。なぜ、私は世界の滅亡を望んだりしたのだろう」

4巻連続刊行!
物語は終章へ
変えられない過去を背負い、前に進むあなたのためのファンタジー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

一番感情が揺れたのは、ラピス族たちの死。ブラックホークの「兄弟たちよ、来世でまた会おう!」でうるっと来た。ペルグリンも皆も死んだのか…?ネイティブたちは気持ちの良いさっぱりとした生き方をしていていいな。

アンガス一行は、ウォルターやエヴァグリン、テイラーまで加わり一層賑やかに。スペルの回収がサクサク行き、展開が早いのでストレスがない。

やっぱり、2巻で登場したピットとジミーはちょっとした伏線だったか。ジャイロが活躍するんだね。

アンガス編もアザゼル編もイチャラブになってる。アザゼル編で登場したドールがアークだとわかりましたね。少しずつ2つの話が交わりつつあるけど、最終巻までここまで関連しないとは思わなかった。

ローンテイルとエヴァグリン、関わりはそこまでないのに、今回ちょっとお似合いではと思ってしまった。それぞれまあ、相手がいるといえばいるんだったか。

結局、セラとウォルターが婚約した理由がわからなかった。アンガスをおびき出すためだとウォルターは言うけど、嘘でもよくセラは承諾したと思うし、婚約でなくても良かったのではと思う。

2人の主人公がいるけど、どちらも「主人公の気絶した回数ランキング」があれば1位取れるのでは。

ここまで来たら、最終巻まで付き合おう。シリーズものの結末を見届けるのはめちゃくちゃ久しぶりだ。

ところで、表紙の雪山は2巻にふさわしいのでは?歩いている人も誰だかわからない…。

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2025年08月28日

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