【感想・ネタバレ】少年ノート(3)のレビュー

あらすじ

ゆたかの前に現れたウラジーミル・ポポフ。彼もゆたかと同じく、ボーイソプラノをもつ少年だった。「きみの歌にはアイデンティティもくそもない」――彼はゆたかを否定し、その声に呑まれたゆたかは歌うことができなくなってしまう。一方、河海東(かわみひがし)中合唱部も、自分たちの『着地点』を見出せずにいた。何を目指して歌うのか、少年たちが葛藤とすれ違いを繰り返す中、NHK合唱コンクールの地区予選が迫る!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ポポちゃんの言葉から歌うことにアイデンティティを求め始めたゆたかは、克服したと思われた音の洪水に再び悩まされることに。
オペラの練習も部活も休む日が続いてしまう。
そんななか、ゆたかを欠いた河海東中合唱部の面々は、いつかきっと彼が戻ってくると信じ、Nコンの予選に出場。自分たちの着地点に向け、着実に進んでいく。

ただ歌うことを楽しんでいただけのゆたかが、自分らしさを求めて葛藤する姿にエールを送りたい。
引っ込み思案な伊勢さんが、自分の内面とばかり対峙していたことに気づき、周囲に目を向けられるようになっていく過程も印象的。
少年たちのひたむきな姿と母のあたたかさに涙が出た。

0
2012年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ウラジミールくんに発破をかけられたゆたかくん。
自分の価値を自覚しろ、っていうのはすごい言葉ですね。
ボーイソプラノという歌える時間の短い声を、できる限り歌って残していこうと覚悟を決めた人は凄いな。若いのに。壮絶な人生歩んでるっぽいし。
町屋さん好き。

0
2013年06月14日

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