【感想・ネタバレ】少年ノート(1)のレビュー

あらすじ

少年は、音の中で世界と語る――。『隠(なばり)の王』鎌谷悠希の新作は、合唱群像!天使の歌声“ボーイソプラノ”を持つ少年・蒼井由多香(あおい・ゆたか)。音に対して繊細で感受性豊かな彼は、中学校入学と同時に合唱部に入部。ゆたかの声に触発されて、部員たちはコンクールの金賞を目指す――。「学校」という舞台で少年少女が紡ぎだす、失われゆく日々のハーモニー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

”ボーイソプラノ”とは、言葉の通り、男性が歌うソプラノです。
主人公のゆたかは中学1年生で様々な歌に挑戦してゆきますが、
その歌声は声変わりを迎えてしまうと無くなってしまうものなのです。

「歌がすき」という純粋な気持ちで挑む反面、
いずれは今のように歌えなくなってしまう、という不安が彼には常に付きまといます。

葛藤を抱えながらも、
一時のきらめきを最大限に楽しもうとする、ゆたかの姿勢には涙腺がゆるみっぱなしです…。

また、歌声はもちろん絵で表現されているのですが、
どこまでもイメージが広がるような絵柄なので、すんなりと物語に入り込むことができます!
そして歌の内容やメロディーをついつい検索してしまうのです…!!

久しぶりにヒットしたマンガでした!
モーニング・ツーで連載されているようなので、続きが気になります^^

0
2012年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『隠の王』(スクウェア・エニックス)の鎌谷悠希さんによる新刊。

*****

天使の歌声を持ち、音に対して非常に純粋な蒼井由多香(ゆたか)。
純粋なあまり、“音”から受ける影響も甚大。
物語はそんな由多香が中学校の合唱部に入部することから始まる。
由多香の個性に周囲は最初こそ戸惑いつつも…。

****

『隠の王』と違って戦闘シーンなどはないので(今のところ部活動もの)、その分和やかに読めるかな。
要所要所でちょいとぐっときた。
色んな音から受ける影響が他のひとよりもあまりにも大きい由多香は彼自身が周囲の“きたない音”に傷つく分、自分が発してしまった怒鳴り声に猛省する。
「いいのよ」と言うことができるのはずっと彼のそばで時に悩みつつも支えてきたお母さんだからこそなんだろう。
周りの学生たちもいい子だなぁ。
“合唱”というひとつことに向かっている彼らは仲間として一緒に歌う。
高峰さん、憎めなくて好きです(笑)。

今後謎の外国人少年、ウラジーミルが関わってくるのかな?
由多香との出会いは一体どんな感じなんでしょう。
2巻も楽しみです。

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2019年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『隠の王』からの鎌谷先生のファンです。意識の根底にある、言語化できないようなものを表現するのが上手い漫画家さんだなと思っています。でも、ゆたかの才能や感覚が自分とはかけ離れすぎていて、少し掴めない部分があったことも確か。巻末の照れる高峰さんがかわいかった。

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2013年03月25日

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