【感想・ネタバレ】三の隣は五号室のレビュー

あらすじ

今はもういない者たちの一日一日が、こんなにもいとしい。

傷心のOLがいた。秘密を抱えた男がいた。
病を得た伴侶が、異国の者が、単身赴任者が、
どら息子が、居候が、苦学生が、ここにいた。
――そして全員が去った。それぞれの跡形を残して。

驚きの手法で描かれる、小さな空間に流れた半世紀。
優しく心を揺さぶる著者最高作。

各メディアで話題を呼んだアパート小説の金字塔
第五二回谷崎潤一郎賞受賞

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Posted by ブクログ

ネタバレ

★星4.4
初めての作家さん。
第一藤岡荘五号室に、1966年~2016年の間に入居した13人(世帯)の住人の、それぞれの物語。
物語は、時系列ではなくランダムにそれぞれの住人にスポットが当たるってのがテンポ良くて好き。
最終章は、何かあるんじゃないか!って思わせるようなフラグがありちょっとハラハラ…でも結局、日常に戻るのが、この物語の良さなのかなって思いました。
何気ない日常を描く、とっても好きなタイプのお話でした。

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2021年05月07日

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