あらすじ
夏生と洸史郎は小一から高三まで一緒の学校、大学こそ別だったものの上京時のマンションもなぜか一緒という間柄。しかも陽気で賑やかなグループに属していた洸史郎と根暗でぼっちの夏生は、特に親しかったわけでもない。なのに大学時代にひょんなことから恋愛小説家ユニットを組み、気づけば六年が経っていた。そんなビジネスパートナーである洸史郎への恋心を、高二の頃から自覚している夏生。実は洸史郎へのひそやかな妄想を綴ったものが小説の元ネタだった。そして今は特定の相手はいないらしい洸史郎に、この先大切な相手ができた時のことを考え始めた夏生だったが……? 幼馴染みで同い年の二人の、両片想いこじらせロマンス!!
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Posted by ブクログ
【屋敷のことが好きなんだ。恋になるのが怖いくらい好きだ(洸史郎)】
エロス度★★★
洸史郎と夏生が紡ぐ恋物語・・・開幕♡
おやおや、タイプの違う幼馴染み同士の組み合わせがとても萌えまくりですね。
さらに、夏生視点から伝わる洸史郎にずっと片想いしてきた一途な心情がとても刺さります。
こんなに手を伸ばせ届く近さなのに想いは実らない遠さが切ないです。
カースト上位で人気者の洸史郎の背景にも影がある設定や聞いたら一瞬宇宙猫状態になる台詞もツボで、憧れと恋心を向けていた相手がまさか自分にも同じ気持ちを向けていたという流れ・・・大好きです。
両片想いを拗らせた二重奏が素晴らしい心地良さ。
運びかろやか
作家買いしている作家様です。
最近の作品は、いい意味でかろやかだな~と思いながら読んでます。
マイナス思考でありながらどこか楽観的というか、自分の軸を他に明け渡していないというか。初期~中期?作品の、死すら感じさせる絶望がなく、これは時代も影響してるのかなぁとか…。追っかけが長いのでそんなことを考えながら読んでしまいます。
でも文章の素晴らしさ、比喩に驚きながら納得してしまうところはずっと変わらず、これからも絶対追いかける作家様です。
こちらの作品も中断なく、最後まで楽しく読みました。
Posted by ブクログ
特に親しかった訳では無いけど大学時代にひょんなことから恋愛小説家ユニットを組んで6年の夏生と洸史郎。
夏生は洸史郎が好き。
そして夏生はその密か想いを作品にしていたけれど…。
甘くて切なくて、でもとても心が幸せで軽やかになりました。
夏生の洸史郎への深い想い。
洸史郎が夏生の全て。
失いたくない大切な人。
だからこそぐるぐる悩んでしまってややこやしい事態に陥ってしまって。
でもそれが洸史郎の本心を知るきっかけとなって良かったのかな。
実は洸史郎の夏生への想いも深くてお互い長い長い両思いがやっとかなってとても良かった。
晴れて恋人同士になれた後はバカップルさながらで可愛くて。
とても心が暖かくなるお話でした。
長い長い両片想い
幼馴染の同級生。受けがずっと叶わない片想いだと思っていたが、実は攻めもかなり拗らせた片想いをしていたという、十何年に渡る両片想いのお話。
共同制作をしている小説家という設定も面白い。
ただ、受けの事を崇高に思いすぎて外で発散する事は、私的に地雷なので、マイナスポイントでした。
Posted by ブクログ
とじぶた×われなべ
同作者さんの「レジーデージー」が好きなので、似たような設定!と飛びついてみたけどだいぶ違いました。
なんだこの面倒くさいカップル。
痴話喧嘩に毎回巻き込まれる平口氏が気の毒でした。
ところで108頁のフライング洸史郎は誤植なんじゃろうか…
行動がちぐはぐに感じる…?
先生らしいマイナス思考受けを想像して読んだらそこまでマイナス思考じゃなかったんですが、受けの言動がちぐはぐに感じて頭が???状態でした…。
マイナス思考過ぎる受けが苦手な人はさらっと読めていいのかもしれません。