あらすじ
「限られた時間と能力を
付加価値のあるアウトプットに効果的につなげる仕事術」
挑発的なタイトルながら、ここで著者勝間和代さんが読者に提唱しているのは、限られた時間と能力から、最大限の付加価値を社会にもたらすような働き方です。
それは、ごく当然のことであるのに、なぜか、そういう人は、「ズルい」と言われる。。。。
それはなぜか? そして、いま、私たちに、そして日本に、なぜ「ズルさ」が必要なのか?
そして、「ズルい仕事術」とはどういうものなのか?
そう、これは、直近に上梓した『まじめの罠』(光文社新書)のいわば実践編です。
その名にふさわしく、勝間式「ズルい仕事術」を支える3つの柱──
1自己分析力 2論理思考力 3レバレッジ力について、それぞれ3つの要素に分けながら、誰もがすぐに実践できるように、
明快かつ具体的に、その方法が公開された、著者の本領を発揮する久々のビジネススキル書となっています。参考図書も豊富に紹介されています。
あなたの仕事の目的は、まじめに努力することですか?
それとも、付加価値を生み出すことですか?
付加価値をもたらしたいと願うあなたに、お薦めします。
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Posted by ブクログ
感動本。良書。題名に「仕事術」とあるが範囲を大きく超えて『人生術』の本。素晴らしい提案が多くされている、『7つの習慣』の様に時間を掛けて1つずつでも出来る事から習得していくべき本。息子が大きくなったら読ませたい。この本でいう“ズルい仕事術”とは「自分をいつも見つめ直し」「常識を疑い」「運のいい人」になること勧めている。決して‘ズル賢い仕事術’ではない。出版されて時間が経ってしまったが、出版直後に読みたかった。
Posted by ブクログ
備忘録
・ズルい仕事術とは、より普遍的で大きなところで努力を重ねて、具体的なアウトプットの瞬間に対する直接的な努力はなるべく小さく済ませること。
①過剰品質となっていないか?
②これからの破壊的なテクノロジーはなにか?を常に睨みながら、ひたすら付加価値を考えていく思考法。
・仕事で努力すべき場所は、付加価値を出す部分。そのための必要なコストや訓練を重ねること。
・努力至上主義は頑張ったことでの言い訳・逃げがきくようにするための悪しき慣習。背景には妬み文化による足の引っ張り合いがある。
・強み弱みについての正しい自己分析力×論理的思考力×周囲へのレバレッジ力(市場、人脈、ITの3つを使いこなし、1人の実力を何倍何十倍にするスキル。長期的かつ対等な関係でいられる人と付き合い、10年20年単位でGIVEの5乗を継続する。※得意技について目先の報酬に囚われずできる限り人に与え続けること)
・ラテラルシンキング。白赤黒黄緑青の6つの帽子でメタ認知をすすめる。
Posted by ブクログ
久々にカツマー氏の本を読み返したら、面白かった。
課題設定能力と仮説を立てる能力・検証する方法の確立。
加えて、自分の強みにシフトして、あとは人脈やITでレバレッジ。
これらアタマの出来とかに寄りそうなことのなかで、一番重要なのが、「信頼を得る行動を心がけること」。
なるほどねー。
Posted by ブクログ
inputばかりでoutputが足りないことがよくある。本当は目標設定とバランスを鑑みて行動しないといけない。
この本でいうズルい仕事術とは
ブルーオーシャンで勝負する
付加価値を少ない手順で最大化する
こと。
自分をいつも見つめ直し、常識を疑い、運のいい人になること。
ズルい仕事術のコツ3つ
1.自己分析力…
得意な仕事をする。自分の判断を当てにしない。
2.論理思考力…
課題設定→仮説構築→検証のための情報収集
課題が正しいかどうかも振り返る。
普段から論理思考ができるように、意識する。(例:新しいレストランの見た目や客層などの状況からおいしいお店か判断)
仮説をたくさん走らせておいて日常的に出会う情報から判断するように習慣づける。
3.レバレッジ力…
わずかな力で、てこのようにものを動かすこと。自分以外の人の力を活用する。
自分の時給を意識する。
人脈をつなぐために、惜しみなくGiveする。約束を守る。嘘をつかない。
致命的な7つの習慣
・批判する
・責める
・文句を言う
・ガミガミ言う
・脅す
・罰する
・目先の褒美で釣る
身につけたい7つの習慣
・支援する
・励ます
・耳を傾ける
・受け入れる
・信頼する
・尊敬する
・違いを交渉する
この7つの習慣は仕事だけじゃなく子育てにも当てはまりそうだから、気に留めておきたい。
マーケティングの4P
product 製品
price 価格
promotion 宣伝
place 流通
ロジカルシンキングとラテラルシンキングについてはいまいち理解が深まらなかったので、別の本で補った方がよさそう。この一冊で完結しきらないところがちょっと困る。