【感想・ネタバレ】負けてたまるか! リーダーのための仕事論のレビュー

あらすじ

経営の要諦とは「不可解な人間」をどう動かすかに尽きる。だからこそリーダーは、「人間とは何か」「人間を成長させる教育とは何か」ということについて、学び続けないといけない。伊藤忠商事会長、中国大使を歴任してきた著者が語る魂のリーダー論。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この本を読んでの率直な感想は、大企業の社長、大使を経験した方でも小さな会社の管理職をしている私と同じような思いで仕事に向き合っていることを知り、地位や名誉があるかたでも、同じような職場の人間関係のやりとりを地道に一つひとつの課題をクリアーしていった結果、あれだけの地位に上り詰めたのだと感じた。50代を目前にした私にとって
どのように仕事や自分の生き方を選択していけばいいのかを教えてくれたなった本であった。
おこがましいかとは思いつつ、この本を通じて丹羽さんにある負けず嫌い、なにくそ精神は私の中にも少なからずあり、とても親近感が湧いた。又、会社員なら誰でも経験するであろう、『嘘』については印象深い。嘘の報告をすればいつかバレて、結局信用がなくなる。会社員、社会人にとっては、お客や上司、ましてや部下から一度信頼を失墜してしまうとカバーするために何倍もの時間や労力がかかってしまう。それを丹羽さんでも感じておられたのは、人間って同じような悩みに時間を費やしてしまうものなのだと思いました。

この本を読んだ感想はまちまちであると思いますが、管理職の経験値が低いためなのか、やはり人材育成にいての指南書であったとの印象が残っている。「報告が遅いのは上司の責任」「人間の能力には大した差はない」、又何より「感動感激を部下と共に味わう」は忘れていた生きる目的にも通じる内容だ。学生時代にお金を稼ぐわけでもなく、誰に褒められるわけでもないのに一生懸命に打ち込めたのか、それは皆と「勝利や試合の内容」を共に喜びたいと思っていたからだと思う。やや昭和な感性になるかもしれないが、今の自分をつくってくれた礎と感じる。そのためには、今後の40後半から50代にかけてリーダーとしての成長を楽しみたい。こうして本を読みまとめ、気持ちを整理して「勝利した時のような気持ちを部下と分かち合う」ことがしたい。そのためには実力が伴った「虚栄心」をもったリーダーになりたいと感じる。誰に言われた訳でもないのだが、本は自然と読みたくなるので、少しは自分もできる一人になれるのかな?死ぬまで「リーダー」を極めなることを目標に学び続けたい。

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2025年01月06日

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