あらすじ
珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、神田神保町で小さな古書店を営んでいる。親戚の美希喜(20代)が右腕だ。作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性など、様々な想いを抱えた人々がやって来る。てんぷら、うなぎ、カレー……美味しいごはんと思いやり深い人々、人生を自由に豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。ショートショート「桜の小径」と神保町を巡る楽しい対談も収録。
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登場人物が皆いい人すぎなくて好き。え、結構言うなとか、ここはもっと心配すべきでは、と思うのだけど周りの人に支えられながら思いを伝え合っていくのがとても良い。そして読書ってよいな、美味しいお店のご飯があるのっていいなと思える小説。
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やっと続編の文庫が出て、即買いしました!
このわたしにはまだ知らない神保町の空気感を読書を通して覗きに行けたような気持ちになります。
今回、大きな転機が何度もあり、そわそわしながら読みました。
しかしながら、相変わらず出てくる食べ物が美味しそうで夜は飯テロですね笑
どれも食べてみたいなぁと思いますし、2人の人生、今後も気になるなぁと。
美希喜ちゃんの表現で、喧嘩とか言い合いはしてないけど、ぽつんとできた関係の中のシミのようなもの。「・」これくらいのが話しててもあるっていうのすごく分かるなぁって。
これがじわじわと広がってしまわぬうちに大切な人なら尚のこと、気持ちを確認し合うって大事ですよね。簡単なようでとても難しいですけど。
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神保町のいもや、懐かしい。15年くらい前かな、一度連れて行ってもらって食べた。
10年くらい働いていた神保町界隈。もっと街を楽しんでおけばよかった…。
物語では、じろうさんの秘めた愛が垣間見えたところが素敵だったな、としみじみ思う。
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原田ひ香さんの本の中でこの前作とこちらの小説がとても好きです。主人公が兄から受け継いだ古本屋を大切にしていて、その彼女を取り巻く人間模様と、登場する本そして、神保町の美味しいお店の食べ物。
素敵なお話です。
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神保町にある古本屋が舞台で、リアルにある良く知っているご飯屋さんが出てくるだけでも、おっという感じだったのに、取り上げられる本が「お葬式日記」や「フィルムストーリーWの悲劇」で、おおっとなり、即買い。読んだら、どうやら続編だったらしいけど、なんの問題もなく、楽しめた。
Posted by ブクログ
原田ひ香さんの食べ物の描写はとんでもなく食欲をそそる。特に高級なものを扱ってるわけではなく、どちらかと言うと身近な庶民的なものなのに。筆力がすごい。
古本食堂シリーズはこれで2作目。珊瑚と姪孫の美希喜が主役の古書店経営の物語だ。今回はちょっと遠慮の仕合でギクシャクするが、2人はいいコンビでほんわかとする。そして2人の周りにいる友人や知人も魅力的だ。人づきあいと食の豊かさは地域で生活すること地域と仕事することの醍醐味だなぁと思う。買った本を読みながらランチして喫茶店でコーヒー飲んで、バーで酒を飲んで帰る。そんな贅沢な1日を過ごしてみたい。
Posted by ブクログ
続編なので、ページを開くとすぐにあの神保町の世界に引き戻され、最後まで安心して楽しむことができた。
人生につまずく人々へ極上の選書と美味しい料理で道を照らすシリーズの芯は健在だ。前作が本の文化という「変わらぬもの」の良さを描いたのに対し、今作は若い世代の視点を通して「時代と共に変わりゆくもの」にフォーカスしている。店内のカフェスペース提案など、登場人物たちの「その後」の人生が新しく動き出す姿が瑞々しい。
また、森瑤子をはじめとする忘れられがちな昔の良書や映画・映像作品など、埋もれた名著を現代に再び届ける意義にも深く触れられており、本好きの心をくすぐる。作中に登場する天ぷらやカレーといった神保町グルメの描写も絶品で、湯気や匂いと共に、食を通じた人と人との温かい繋がりがリアルに伝わってきた。
前作の大きな節目を経て、変わらないぬくもりの中に新風が吹き抜ける。メンタルもお腹も優しく満たされる。
Posted by ブクログ
コーヒーを飲みながら本を選べるなんて至福の時間。 紹介される本も素敵だし、食べ物も美味しそうで食欲をそそります。
でも、本と食べ物を上手くストーリーに絡めていくのって結構難しいかもしれませんね。