あらすじ
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木下龍也と鈴木晴香が挑む、現代短歌の新境地。
言葉の魔術師たちが紡ぎ出す虚構のラブストーリー。
ふたりが演じる彼らは誰なのか。どこにいるのか。
そしてどんな結末を迎えるのか。
目撃せよ。
過去の「恋」をしなかったことにはできなくて、
それを「なくて」もよかったと思えるほど、僕は強くない。
――木下龍也
美しさと逞しさ、正常と狂気がメリーゴーランドのように、
回転灯のように、走馬灯のように回転し続ける世界。
ほんとうの恐ろしさは、それが終わらないことにあるのかもしれません。
――鈴木晴香
※電子版は【通常版】のみとなります。また、電子版は紙版と若干装丁が異なります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
短歌でまさかストーリ性があるなんて。木下さんの本にハマりつつある。文字数は少ないけど、すごく読み応えのある本…
好きな短歌は、
「本棚にふたりの過去を並べれば『海辺のカフカ』上上と下下」
Posted by ブクログ
男女が描く恋愛の歌、素敵!
と思ったら、あれ?どういうこと?
男性が、女性が落とした財布を拾った縁で恋が始まり、すれ違いもありながら同棲を始め、猫を飼い…
その後、直接は描かれない別れがあり…
女性は新しい彼氏ができて犬を飼いはじめ、
男性は別れを認められずストーカー化。
最後に渋谷のスクランブル交差点で刃傷沙汰。
みたいなことだろうか。
想像の域を出ないので、考察が気になる。
最後の方に突然出てきた兄妹みたいな歌も気になる。
素敵な恋の歌、と思える歌もたくさんあったのに、2回目以降考察する気持ちで読んだり、「これってストーカー目線の歌?」と思ってしまったのは、ちょっと残念。
文脈によって解釈が変わるというのはちょっと騙された感がある。でも、ストーリー仕立てでない場合でも、読み手によって解釈は異なる、という点では同じことか?
Posted by ブクログ
お気に入りたち
ぼくの肩を頭置き場にしてきみは斜めの夜をご覧ください
ほーって思った
ふたりとも黙ってしまうそのあいだ海が喋っていてくれるから
なるほど
ねえスーモ、毛づくろいしてあげるから同棲にいい部屋を教えて
ユーモアがあっていいなと思った
3180グラムを産んだ日を未来の話みたいに聞いた
共感!
お母さんと呼ぶのはすこしこそばゆくマルセイバターサンドこぼれる
具体的な名前が入っているのもあってイメージしやすかった
こねこって名前もいいって笑いつつきみの切るサランラップ長すぎ
日常感が好き!
「恋人はいますか?」なんて言えなくて代わりに訊いた「また会えますか?」
これくらいの距離感好き。訊くって漢字もあまり自分は使わないからよき
地下をゆく電車にも窓はついていて、なくてもいい恋なんてなかった
ふーむってなった
君を撮るためのカメラがあたあまる太腿のうえ 海まで遠い
2回出てくるけど、ちょっと理解難しい