作品一覧

  • 荻窪メリーゴーランド
    4.4
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 木下龍也と鈴木晴香が挑む、現代短歌の新境地。 言葉の魔術師たちが紡ぎ出す虚構のラブストーリー。 ふたりが演じる彼らは誰なのか。どこにいるのか。 そしてどんな結末を迎えるのか。 目撃せよ。 過去の「恋」をしなかったことにはできなくて、 それを「なくて」もよかったと思えるほど、僕は強くない。 ――木下龍也 美しさと逞しさ、正常と狂気がメリーゴーランドのように、 回転灯のように、走馬灯のように回転し続ける世界。 ほんとうの恐ろしさは、それが終わらないことにあるのかもしれません。 ――鈴木晴香 ※電子版は【通常版】のみとなります。また、電子版は紙版と若干装丁が異なります。

ユーザーレビュー

  • 荻窪メリーゴーランド

    Posted by ブクログ

    ひとつひとつの短歌の美しさもさるごとながら、全体にストーリー性があり読んでいて面白かった。
    劇的なラストも衝撃的だった。

    やわらかな言葉の中に潜むひたむきで濃度の高い愛情が良かった。
    木下龍也さんのほかの作品も読みたいと思った。

    0
    2025年04月29日
  • 荻窪メリーゴーランド

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短歌で紡がれたラブストーリー。。。
    と思ったらラブミステリー?はたまたラブサスペンスか??
    木下さんと鈴木さんに、してやられた感じだ。

    海辺で花火、仕事で会えなかったクリスマス、同棲の準備……。
    お二人によって紡がれていくことで、恋愛小説を読んでいるかのよう。
    でも、そこは短歌。
    五七五七七以外の余白を想像で埋めてゆくのは、読者である私たちだ。

    いつだって恋は繊細に揺らぐもの。
    揺らぐものなんだけど………。
    その衝撃の展開に、え?え?え??
    でも、落ち着け、私。
    何かがおかしいじゃないか。
    同棲かと思いきや、お二人が歌っていた短歌の、ペットがそもそも違うじゃないの。(犬と猫)
    木下さんの「

    0
    2024年12月11日
  • 荻窪メリーゴーランド

    Posted by ブクログ

    初めて歌集という読み物を読みました。
    が、すごく良かった!

    ◼️良かった点
     ・短歌って聞くと、読むのにハードル高い感じしたけど、本書は恋愛、ミステリーのストーリー展開でとっつきやすい。
     ・エロティックな歌、狂気な歌など普段の自分なら、共感しづらき歌が割と心地良く読めた。(木下さんが詠む歌の方が同じ男性目線だからか歌の内容が理解しやすかった)
     ・31字という限られた文字数の中、削ぎ落として綴られる凝縮されたエッセンスのような一句が、読者に歌に込められた意味を想像させ、掻き立ててくれる。

    なんか本書を読んだばかりのレビューで、勢いで書いてしまったけど、わかりづらいな笑
    一言で言うなら新ジ

    0
    2024年12月02日
  • 荻窪メリーゴーランド

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短歌はもちろん虚構力がすごくて夢中で読んだ 来年の夏また読みたい

    ・君を撮るためのカメラがあたたまる太腿のうえ 海まで遠い
    ・海よりも近くに君がいる夏は海を見ようとするだけでいい

    0
    2024年08月25日
  • 荻窪メリーゴーランド

    Posted by ブクログ

    1ページ31字で、2名の筆者が織りなすストーリーに完全に浸かりました。
    読めば読むほど分かるし分からない。面白い。

    自分の過去を結びつかせ、忘れていた過去を好きになれる本。

    6.8.16.31.46.56.68.85.105.141.144.147.159.160199
    好きなフレーズ



    0
    2024年07月18日

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