荻窪メリーゴーランド

荻窪メリーゴーランド

2,200円 (税込)

11pt

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木下龍也と鈴木晴香が挑む、現代短歌の新境地。
言葉の魔術師たちが紡ぎ出す虚構のラブストーリー。
ふたりが演じる彼らは誰なのか。どこにいるのか。
そしてどんな結末を迎えるのか。
目撃せよ。

過去の「恋」をしなかったことにはできなくて、
それを「なくて」もよかったと思えるほど、僕は強くない。
――木下龍也

美しさと逞しさ、正常と狂気がメリーゴーランドのように、
回転灯のように、走馬灯のように回転し続ける世界。
ほんとうの恐ろしさは、それが終わらないことにあるのかもしれません。
――鈴木晴香

※電子版は【通常版】のみとなります。また、電子版は紙版と若干装丁が異なります。

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荻窪メリーゴーランド のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ひとつひとつの短歌の美しさもさるごとながら、全体にストーリー性があり読んでいて面白かった。
    劇的なラストも衝撃的だった。

    やわらかな言葉の中に潜むひたむきで濃度の高い愛情が良かった。
    木下龍也さんのほかの作品も読みたいと思った。

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    初めて歌集という読み物を読みました。
    が、すごく良かった!

    ◼️良かった点
     ・短歌って聞くと、読むのにハードル高い感じしたけど、本書は恋愛、ミステリーのストーリー展開でとっつきやすい。
     ・エロティックな歌、狂気な歌など普段の自分なら、共感しづらき歌が割と心地良く読めた。(木下さんが詠む歌の方が

    0
    2024年12月02日

    Posted by ブクログ

    1ページ31字で、2名の筆者が織りなすストーリーに完全に浸かりました。
    読めば読むほど分かるし分からない。面白い。

    自分の過去を結びつかせ、忘れていた過去を好きになれる本。

    6.8.16.31.46.56.68.85.105.141.144.147.159.160199
    好きなフレーズ



    0
    2024年07月18日

    Posted by ブクログ

    これはすごい。
    ひとつひとつの短歌を切り取っても素敵なんだけど、
    短歌のかけあいで綴られる物語は、まるで映画のよう。
    少しずつ違和感が出てきて、「?」と思っている間に急展開。最後は予想外の結末へ。
    最後まで読んでから違和感のあったところを読み返すと、「そういうことか!」と二度読んでわかるおもしろさ。

    0
    2024年02月11日

    Posted by ブクログ

    特装版を購入。
    特装版で読める【たくらみの告白】で木下さんと鈴木さんがどういう視点でで相手の短歌を受け取ったのか解説をしてくれている。
    明朝体が鈴木さん、ゴシック体が木下さん。それぞれ女性のSと男性のKの視点で話が進む。短歌を読むという体験だからこそ、仕掛けられる違和感があって、文字では書かれていな

    0
    2023年12月16日

    Posted by ブクログ

    盲の熱情に目を奪われて、気づけばその終わりまで見届けてしまっていた。はじめにくる花火のように、恋は鮮烈で有限で、火が着いた時から終わりを予感せずにはいられない。やさしさと激しさと、いつまでも続くような後悔を抱き合わせて、くるくると、恋は回りだす。短歌ならではの余白や、不意打ちに翻弄されながら読んだ。

    0
    2023年11月05日

    Posted by ブクログ

    幸せな日々からのかすかな違和感。すれ違い。
    互いの気持ちの遠さが交互に掲載された短歌で表現されている。
    最後まで読んだあとに読み返したくなる。

    0
    2024年01月05日

    Posted by ブクログ

    木下龍也さんと鈴木晴香さんが紡ぐ虚構のラブストーリー。短歌としてはもちろん物語としても衝撃のラストで「え?」って思ってしまった。

    0
    2023年12月12日

    Posted by ブクログ

    お気に入りたち

    ぼくの肩を頭置き場にしてきみは斜めの夜をご覧ください
    ほーって思った

    ふたりとも黙ってしまうそのあいだ海が喋っていてくれるから
    なるほど

    ねえスーモ、毛づくろいしてあげるから同棲にいい部屋を教えて
    ユーモアがあっていいなと思った

    3180グラムを産んだ日を未来の話みたいに聞い

    0
    2025年04月12日

    Posted by ブクログ

    表現方法に感心する。その情景を見ている人と視点が重なる感覚がある。感情を指定されない分、複雑な受け取り方ができて楽しい。本の試みも面白かった。

    0
    2025年01月07日

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