【感想・ネタバレ】孤島の来訪者のレビュー

あらすじ

竜泉佑樹は謀殺された幼馴染の復讐を誓い、ターゲットに近づくためにテレビ番組制作会社のADとなり、標的の3名とともに秘祭伝承が残る無人島――幽世島でのロケに参加していた。撮影の陰で復讐計画を進めようとした佑樹だったが、あろうことか自ら手を下す前にターゲットの一人が殺されてしまう。一体何者の仕業なのか? しかも、犯行には人ではない何かが絡み、その何かは残る撮影メンバーに紛れ込んでしまった!? 疑心暗鬼の中、またしても佑樹のターゲットが殺され……。異形のロジックが冴えわたる〈竜泉家の一族〉三部作、第2弾。/解説=若林踏

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Posted by ブクログ

ネタバレ

かなり良かった
「遊星からの物体X」でミステリを書こう!というのが着想の始まりだと思うけど、こうなるとはね

今回は真面目に読者への挑戦状をやってみたが、遺体になりすましてるところから分からずギブアップ…
仮死状態で海野が暗躍してそうだというのは分かったのだが
マレヒトが2体居る、も考えはしたが、そのパターンを処理できるキャパがなかったので、今回はないものとして考えてしまったなあ

ていうか基本的にすべての伏線を拾ってくるスタイルでビビりましたよ
読者への挑戦状に到達してから考えるときは、それ以前を拾い読みで手がかりを探す感じだったが、あたりをつけずに頭からちゃんと読み直した方が良さそうだなあ
バイアスがあると良くない

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2025年03月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしれ~~~~~!!!!!

前作のタイムトラベルものとは違い、今度は人間に擬態できるバケモノが誰かに化けているかを突き止めるお話。
は? って思うでしょ。
最初黒猫が犯人ですってなったとき、こっからどうなるんだよと思ってハラハラドキドキしたけど、そんな心配杞憂でした。面白すぎる!!!!寝る前に読み始めて結局一気読みした。読み終わったあと思わず「おもしれ~~~」ってつぶやいちゃったもんな。夜中二時に。

二転三転する展開に翻弄されっぱなし!竜泉の推理力がすごすぎる。あと加茂の名前が出たのも嬉しかった。
最後のオチも面白すぎて脱帽。あーそういうことか!ってちょっとにやけちゃった。人間とは業が深い生き物ですね。
早く三作目が読みたい!明日にでも発売してくれ!

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2024年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正直、エピローグまでは★3〜4でした。

3人を幼馴染の復讐の対象とし、幽世島へロケにきた主人公と一行。しかし、マレヒトと呼ばれるこの地に伝わる異形の存在に対象が先取りされてしまう。復讐を自分の手で成し遂げるため、マレヒトの犯行をとめ、マレヒトは誰に化けているのかを追究していくストーリー。マレヒトという存在を扱った特殊設定ミステリで、その設定も緻密になされているため、本格ミステリとして十分楽しめる本作である。しかし、エピローグまで異形の存在の本能的な動機がミステリ好きとしては刺さらず、またマレヒトの蛮行というだけでは物足りなかった。

エピローグ、特殊設定を用いたミステリだけで終わらず余韻を味わえる最期は救われました。

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2024年02月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

設定を受け入れるのに若干時間を要しました…というか登場人物たち特殊設定に順応するの早すぎない?特に主人公!なんてツッコミを入れつつ読みましたが、まあ竜泉家の一族は不思議な事への耐性が強いんでしょう。 

暗号を解読して発見した文書により、マレヒトの能力が開示されていくシーンはワクワクしましたし、一見単純に見えた暗号がマレヒトには解読不可能なものだったこと、それが犯人当てに直結する点は非常に巧みだと思いました。

読者への挑戦付きの本格ミステリとのことで、論理によって犯人を導き出すことが十分に可能であり、フェアなミステリだと思います。私はマレヒトの仮死状態にするという能力を誤解していたせいで、見当違いの推理をしてしまい、犯人当ては失敗しましたが…

マレヒトが2人いる可能性も考えはしたのですが、わざわざ島に戻る理由なんてないよなぁと思っていました。しかし、生殖を目的に島へ戻ってきたという事実にゾッとしました。マレヒトの雄と雌が揃うことで、指数関数的に増殖してしまう未来は想像しただけで恐ろしいです。しかし、泳げないという弱点さえ知っていれば対処のしようはあると思います。竜泉家の財力を用いて、時空の裂け目をなんとかして封印して欲しいです。

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2024年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

竜泉家シリーズの第2弾。
恋人の復讐のために孤島で殺人を計画していた主人公。しかし、執行する前にターゲットが殺害されてしまう。その犯人はまさかの人外の存在で...。
本格ミステリー×SFの新機軸な展開でとても面白かったです。人外である”マレヒト”の情報も正確に提示され、どんでん返しが何度も用意されていて飽きさせずに最後まで読めました。
このシリーズも三部作で、最後のシリーズも楽しみなので読んでいきたいです。

この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
竜泉佑樹:下野紘
三雲絵千花:佐倉綾音
木京征矢:小西克幸
海野仁三郎:福島潤
古家努:子安武人
西城久師:古川慎
八名川麻子:伊藤彩沙
茂手木伸次:諏訪部順一
信楽文人:戸谷菊之助
三雲英子:坂本真綾
三雲の父:大塚芳忠
マレヒト:高山みなみ
マイスター・ホラ:森川智之

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2025年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

めっちゃ面白かった。
主人公の佑樹は撮影のためにある孤島に行く事になる。そしてそこで幼馴染の死に関わっている奴等をまとめて殺す計画を立てていた。しかし殺す前にターゲットが殺されてしまった。過去に島で起こった不可解な殺人事件、言い伝えの謎、ターゲットを殺したのは誰なのかを解き明かしていく話。
竜泉家シリーズの2作目。シリーズではあるけど、今のところ前作からの繋がりみたいなものはあまり感じなかった。その代わり単体の作品として読んでもしっかり面白かった。
読んでてすごい怖かった。最初は過去の事件と同じ殺され方だなぁくらいの印象だったけど、そこに人ならざるモノが関わっていて他の生物に擬態することができる。その得体のしれなさみたいなのがドキドキして怖かった。
これも1作目と同じで読者への挑戦があるけど全く分かんなかった。解決の鍵になってくるような伏線がいっぱいあって、真相を聞くとあれも伏線だったのかって思った。印象に残った伏線は、マレヒトだった西条がテントの設置をミスしてしまったこと、菜穂子が手紙を預けた大学の先輩の2つが特に印象的。
ストーリーもしっかり面白かったし鉄壁のアリバイがある西条がはんにんだったのが良かった。西条か絵千花が犯人だったら面白いなーと思ってたから最高だった。
3作目がどういう話で、竜泉家シリーズがどういう風に終わりを迎えるのかが読む前から楽しみ。
めっちゃ良かった。

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2025年03月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

The Thingとか寄生獣とか人狼の系統
途中から唖然としながら読んだ
もう少し緊張感緊迫感があると良い

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2024年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

食べた生き物に化ける事の出来るモンスターが登場する特殊設定ミステリー。
モンスターについての説明書きを見るとミステリー慣れしている人なら仕掛けに気がつくと思う。
主人公の復讐設定があってもなくてもという状況は惜しいな。

マレヒトは液体に弱いなら風呂に入れるじゃダメだったのかな?

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2024年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

クローズド・サークル&特殊設定ミステリ。ミステリの犯人当てとSFようなスリルと面白さを同時に楽しむことができる作品でした!
剣崎比留子シリーズや某SF映画の名作を思い出しました、面白かったです。

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2024年02月03日

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