【感想・ネタバレ】魔界都市ブルース16 <影身の章>のレビュー

あらすじ

生きているようだ、という賛辞は彼女の作品のためのものと言われた、天才人形作家桜田国子。
秋せつらは女子大生楓の捜索を依頼されるが、捜し当てた部屋の生活痕は、対象が人外のものであることを告げていた。
「ここにいたのは、人間じゃない」楓は、亡くなった娘を偲んで国子が手がけた人形だったのだ。
楓と思しき容疑者による殺人が発生し、美貌の人捜し屋になぜか強盗殺人の嫌疑が及んだとき、そこには四人のせつらが……(「〈新宿〉人形物語」より)。

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Posted by ブクログ

久しぶりの魔界都市ブルース!
マン・サーチャー・シリーズ第16弾!
予想通り、初レビュー(^◇^;)

久々に読むので、巻頭にある概要を!!!

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二十世紀末九月十三日金曜日、午前三時ちょうど。
マグニチュード八・五を超す直下型の巨大地震が新宿区を襲った。死活の数四万五〇〇〇。街は瓦礫と化し、新宿は壊滅。そして、区の外縁には幅二〇〇メートル、深さ五十数キロに達する奇怪な〈亀裂〉が生じた。新宿区以外には微震さえ感じさせなかったこの地震は、後に〈魔震(デビル・クエイク)〉と名付けられる。
以後、〈亀裂〉によって〈区外〉と隔絶された〈新宿〉は急速な復興を遂けるが、その街を産み出したものが〈魔震〉ならば、産み落とされた〈新宿〉はかつての新宿であるはずがなかった。早稲田、西新宿、四谷、その三カ所だけに設けられたゲートからしか出入りが許されぬ悪鬼妖物がひしめ〈魔境〉ーーー人は、それを〈魔界都市"新宿"〉と呼ぶ。
そして、この街は、哀しみを背負って訪れる者たちと、彼らを探し求める人々との物語を続きつづけていく。あらゆるものを切断する不可視の糸を手に、魔性の関を行く美しき人探し屋(マンサーチャー) ー 秋せつらを認り手に。
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「未帰還児童」
まぁ、神隠しみたいなもんか。
一度、向こう側に行ってしまうと引き戻される。連れ戻すヤツは、倒しても…
せつらは、急に、ロスにトリップして、ハンサム大賞総取りで、パスポートなしでも、税関のチェックは、笑顔とお願いのひとことで事足りた…
イケメン最強!

「フリークス」
フリークス(Freaks)とは、異形のものや奇形、物事に熱狂している人々を指す言葉。ここでは、異形のものを舞台にするショーパブ。
そんなとこ行っても普通に戻って来る。
区外の女性を探すが、見つけても、もう元には戻れない。
でも、コイツもせつらの顔にやられてる。

「〈新宿〉人形物語」
人形師か.…
人と同様、それ以上をつくる。
絶世の美女を作るが…
美しさでは、上がいる!

「客の後ろに誰かいる?」
よくあるタクシーに、幽霊のお客さんが乗って…
やけど、魔界都市では、お客さんだけでない場合も…(−_−;)

「幽霊屋敷」
何十年も異界のものが支配してる建物嫌やな。ある日突然、消える。
で、人探し屋さんの出番。
人探しと異界の者退治とで!

「帰って来た男」
病気になって、「薬買いに行って来るわ!15分で買えるしな!」が、5年に…
真実は…

「あとがき」
コロナ禍ピークの時期の作品みたいやけど、新宿は、まだ流行ってないそう。
作者は、元々、引き籠り状態なんで、あんまり生活変わらんみたいやな。
この人も結構、描くの速いしな。
(ゾンビもんの映画観ながら…)

このシリーズは、端的に言うと、秋せつらが、めっちゃイケメンで、それが全て。
イケメンは正義!!って事!

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2025年02月10日

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