【感想・ネタバレ】魔界都市ブルース〈妖花の章〉のレビュー

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Posted by ブクログ

人情ものが半分、ハードボイルドが半分、あやかしが半分(…1より大きいじゃん)という、菊地 秀行お得意のお話です。
妙に日本的で、好きです。この人が「かっこいい」と思う感性というは、まあ、やりすぎな感じもあるのですが、しっくりくるのです。

このなかでは、「さらば歌姫」が好きです。

しかし、わたしは、菊地ファンのくせに、魔界都市ブルースのシリーズというか、秋せつらの出てくるお話は、今回が初めてという信じられない人間です。
多分、菊地 秀行のなかでは、これか「バンパイアハンターD」が1番人気のシリーズかな。

まあ、かなり前の作品ということで、古さはあるのかもしれないのですが、むしろ、今の世相に近づいているところも多いよなぁと思います。

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2013年11月14日

Posted by ブクログ

秋せつらのシリーズは大好きなんですが、この短編集、初期に書かれているので、せつらのイメージが少し違います。1話目は一人称が微妙だったり、服装が違ってたり、言葉使いもあまり安定してない感じ。でも面白い。好きシリーズの欲目と言うのもありますが、連載物と違った味わいがある、大好きなシリーズです。

挿絵家の末弥純先生はこのシリーズで知った方ですが、この方のイラストが堪らなく大好きで、最初は新書版の別の方が挿絵を描かれた本を持っていたのですが買い直しました(笑)。残念ながら本文に挿絵ないんですけど、悔いはありませんよ。

『人形遣い』★★★☆☆ やっぱり出来てしまったイメージと衝突してしまうので、一寸低め。
『さらば歌姫』★★★★☆ こういう流れの話は好きなんです。一応ハッピーエンドだしね。
『仮面の女』★★★☆☆ 初死人つかいですね。菊地先生って能面好きですね。
『L伯爵の舞踏会』★★★☆☆ 執事好きですよ〜。
『影盗人』★★★★★ エロいです。でもこの本の中で一番好きな話。美奈子は幸せになっていると良いと思います。

1
2009年10月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

怨嗟の渦巻く魔界都市。〈魔震〉に襲われて以来、妖獣や異能の犯罪者たちが巣喰う街と化した新宿で、せんべい店を営む美青年秋せつらは、超一流の人捜し屋でもあった。犯され実験動物として売られた女、麻薬中毒にされた美人歌手―。魔界に迷い込んだ女たちの行方を追うせつらの指が優雅に舞うとき、彼もまた、“非情の魔人”と化す。人気シリーズの文庫化第一弾。

 1997年6月21日購入

 1997年7月10日初読

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2012年04月25日

Posted by ブクログ

せつらが別人だった。
しょっぱなの話だけあって、後に固定されるイメージはまだ付ききっていない。新鮮――と言えばそうで、不安定とも取れる。

一巻目なのにピンチに陥っているのがなかなか。
そして「私」と「僕」だけにとどまらず、「俺」が出てきているんだけど、それはどうなのだろうか? 三つ?
後の巻で語られる程にせつらの美貌について語れず、まだ実に人間くさい(どんどん人間からかけ離れていくから)のがよろしいのか悲しいのか、よく判らない。
しかしながら、実に読みやすいとは思う。

因みに、好きなんだ、内容じゃなく、容姿を想像するのが。

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2011年02月07日

Posted by ブクログ

ああ、私の知ってる菊池秀行だなあ…というのがとにかくの感想w
なにかと有名人な秋せつら、一回ちゃんと読んでみたかったんです。
今回はメフィストせんせいは出てこないようで残念。

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2009年12月10日

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