あらすじ
「ボクは三億円事件の犯人の息子です」――1968年12月10日に起きた昭和史最大の未解決事件、三億円事件。大規模な捜査が行われたが、7年後に時効を迎えた……。そして時は流れ現代。1人の少年が瀕死の老刑事に「おまえの父親は、三億円事件の犯人だ」と告げられた!! 運命の輪に巻き込まれた少年は、三億円事件の謎を明らかにできるのか!? 列島縦断クライムサスペンス!!
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Posted by ブクログ
幼少の頃に偶然発見してしまった瀕死のおじさん。その人は主人公の父親を知っており、父親が過去の3億円事件の犯人だと言う。そして、誰も信じるな・・・。と。
こういう話は大好物です。
とはいえ、最初からある程度あたまの中に伏線だったり展開だったり思考しておかないとなかなか難しいですものね。
ま、途中でちょっと矛盾が出てしまうこともあるでしょうけど。
1巻を読んだ感じだと、先が楽しみです。過去と現在とちょっと話が個別に行き来するのが読みずらいところもありますが、読み返せば理解もできるでしょう。
人物がそこそこ登場し、味方なのか敵なのかもわからず、誰が死んだかもわからないこともありますが笑
ほぼ、90%敵なんでしょうけど。
幼い頃に失踪、そして亡くなった親父。それを子供の頃からよく一緒にいたミクとその家族。主人公はその家に引き取られたものの、高校生になったとき、父親の使っていた剣道着から旧札が見つかり、そのことで家庭が知らない間に崩壊していく。
ミクはよくついてきていると思います。本当に、作中でもありますg、限界ギリのところもあると思いますが。
そして、軍艦島。今は観光でも話題になってると思いますが、ちょっとロマンは感じますよね。
モンタージュではお金の隠し場所になっていましたが、お金ってやっぱ人を変えるんですね。それか、事件に関して別の思惑があるのかもしれませんが、その辺は今後の展開に期待です。
すごいことをテーマにした作品だなって驚愕です。なぜ、子どもに「父が犯人、誰も信じるな」と言ったのかから、そもそも三億円事件が起こった背景に謎があるのでは?と思わせる展開に目が離せません。