あらすじ
国を腐敗させる『破滅王』として人々に憎まれる愚王を父に持つ王女・アウローラ。王宮の中で寂しい幼少期を過ごしていた彼女は、10歳になったとき、運命の出会いを果たす――「この命ある限り、あなたをお守りいたします」 アイゼンバルド公爵家の長男・グレイヴがアウローラに騎士の誓いを捧げた。可愛らしい王女と彼女の専属護衛騎士として、その関係以上の想いをひそかに募らせながら過ごす二人。アウローラはいつか彼のもとへ降嫁して幸せに暮らせるかもしれないと淡い夢を抱いていた。しかし二人を待ち受けていたのは残酷な別れ、そして鮮血の再会だった――。
...続きを読む感情タグBEST3
。
なんてタイトルをつけたらいいんですかね、このお話の感想に。
もう、ヒロインが可愛そうで可愛そうで、いつになったら幸せになるのか、どうやってハッピーエンドになるのか、最後までドキドキして、最後まで目が離せない作品でした。
展開は、そう珍しいものではなかったし、ヒロインが特別賢いわけでもないのに、泥を啜って生きてきたのは、民衆だけじゃないんだ!と叫びたかった。
おそらく、私よりも、ヒーローが1番に声を上げたかったのかも。
最終章が本当に『幸せ』なハッピーエンドでホッとしました。
…これ、TLですか?
大好きです
流石逢矢さん、読み応えがありました。
本作、悪役に関しても、その悪役たる所以もしっかり描かれており、より王女の置かれている状況の悲惨さが伝わりました。
兎に角、ヒロインに悲惨な出来事が降り掛かりまくるので、覚悟して読んでくださいw
号泣したい時には、是非!w
悲運という言葉が本当にしっくりくる。
そんな中でも数少ない良識ある人達のおかげでヒロインはまっすぐ育つことができたのかな。資質もあるだろうが、父王や兄達が酷すぎる。
すべてを失ってからしか幸せになれなかった彼女の人生を悲しく思うも、二人の晴れやかな笑顔に救われたのも確か。
穏やかに暮らしてほしい。願いはそれだけだ。